安定した走りで見事勝利をゲット!
オーストラリアGPのレースウィークは金曜土曜日が天候不順でしたが、日曜の決勝は無事ドライで行われました。レース序盤は前戦でタイトルを決めたマルク・マルケス(ホンダ)が独走。タイトル争いのプレッシャーから解放され、このまま悠々と今季6勝目を獲得するか・・・と思いきや、なんと10周目で転倒! 今季初の転倒リタイアという結果に終わりました。まぁ、ここまで転倒リタイアがなかったことが、マルケスの今年の強さ・・・ともいえますね。
マルケスに代わり首位になったクラッチローは、後続の追い上げにも慌てることなくその順位をキープして見事優勝しました。かつては速さはあるが不安定なライダー・・・と評されることが多かったクラッチローですが、このレースではそんな風評を払拭する安定度を披露しました。
レースを盛り上げたロッシの走り!
そして2位に入ったのは、予選15位に沈んでいたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)でした。オープニングラップで13位。そして3周目には早くも7番手まで順位を上げました。
そして3番手走行中にマルケスの転倒により2位までアップ。決勝でのロッシの勝負強さは、デビュー以来からずっと言われ続けてきましたが、ベテランとなった今でもその強さは健在、を多くにアピールする見事な走りでした。
以下、3位はマーベリック・ビニャーレス(スズキ)。4位にアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)。5位はポル・エスパルガロ(ヤマハ)。そして6位にホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)という結果でした。
次戦マレーシアGPは10月30日に決勝が開催されます。消化試合になってしまいましたが、今戦のような盛り上がるレース展開になることを期待したいですね!