「ミスターバイク」誌を中心にバイク漫画を描き続けた広井てつお氏。2008年病により逝去したが、未だその作品は数多くのファンに愛され続けている。そんな、氏には珍しく四輪ドキュメンタリーものとして描かれた「マツダのロータリー・エンジン開発物語」から、ロータリーの開発に賭けた男たちの戦いを紹介したいと思います。

最後の戦い

クラス1位ではなく総合での勝利を目指して再スタートを切ったル・マンへの挑戦。しかし、それは簡単な道のりではなかった。

レギュレーション変更により、ロータリーが出場できる最後の年に総合20位。今まで諦めずに色々な問題を解決してきたマツダだったが、この時ばかりは『達成できなかった』という絶望感に打ちひしがれていた。しかし、奇跡が起きるのです。

本当の最後。勝つにはパワーと燃費の相互関係という問題をクリアするしかない。そんな状況の中で気が付いたドライバーの走り方の違いでの燃費走行。勝つために必要なこと、それはマシンの性能だけではない事に気づいた瞬間でした。

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