SBK=世界スーパーバイク選手権の公式サイトに、来年度からスタートするFIM世界選手権の新シリーズのことがアナウンスされていました。その名は「スーパースポーツ300」。未来のスターライダーを育てるシリーズ戦になりそうです。
排気量差は、各種性能調整で解消を目論む
SBK公式サイトをみると、スーパースポーツ300は将来SBKで活躍することになる、若いタレントライダーの育成を意図していることがわかります。参戦可能な年齢は15歳から。マシンは量産市販スポーツモデル(300cc)をメインとしており、世界の各メーカーが自社製品の優秀性をアピールできるようにしています。
現在、スーパースポーツ300のホモロゲーションを取得しているのは、ホンダCBR500R、KTM RC390、カワサキ ニンジャ300、そしてヤマハYZF-R3の4機種です。
2機種は排気量が300ccじゃないじゃん!というツッコミの声が聞こえますが、排気量の大きいホンダとKTMは回転数が10,500rpmまでに制限され、一方カワサキとヤマハは13,000rpmまで回せる・・・など、性能調整を意識したレギュレーションになっています。
この枠組みは世界で普及するか? 注目しましょう
FIMとしては、このスーパースポーツ300のフォーマットが世界各国の国内選手権にも普及することを期待しているみたいですが、ちょうど日本は軽二輪(~250cc)、自動二輪(251cc~)という世界的に特殊な公道車の枠組みなので、導入はスムーズじゃないでしょうね(250ccのみのレース、のほうが日本にはマッチしますので)。
ともあれ、来年度に発足するスーパースポーツ300に、どれだけのエントリーがあり、どのようなライダーとマシンが活躍するのか・・・気になりますね。来年の事をいえば鬼が笑うといいますが、果たしてどうなるのか・・・楽しみに来年を待ちましょう!
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