今年は、「動的」な楽しさがイベントに加わりました!
昨年5月に七里ヶ浜駐車場で開かれた同イベントでは、実エントリー車両81台、バイクでの来場者は500人、一般来場者1500人と大賑わいでした。昨年度は日本が最大エントリー数を記録! 日本のカスタムシーンは世界中から注目を集めていますが、この数字が示すとおり、プロ・アマ問わず、コンテストに熱くなるカスタムビルダーが多いことが、日本のカスタムカルチャーの勢いをあらわしていますね。
今年のBBOは、昨年度はアマチュア(オープン)のみだったコンペが、プロフェッショナルとアマチュア(オープン)に分離。アマはアマらしい創意工夫、プロはプロならではの腕前を競える大会になりました。そして、スタントライディング、BMXデモなどの「動き」のある催しも企画されたのが特徴です。静的なカスタム車両展示を観覧するのも楽しいですけど、やっぱりバイクは動いてナンボ、ですからね!
また、スワップミートも会場内に設けられ、多くの人が興味深く並べられた品々のなかから、お宝探しを楽しむ光景も見ることができました。出展カスタム車両を出す人・見る人、という一方通行的コミュニケーションになりがちだった前回よりも、出展者と観衆がよりコミュニケーションできる、インタラクティブ性が高まったのが今年のBBO、と言えるのかもしれません。
上位入賞者は世界大会へ!
各国のBBOの上位1〜3位受賞者は、世界大会への切符が与えられます。注目の1位は、私が日頃仲良くさせていただいている小野令夫さんが受賞しました。おめでとうございます!
今回は会場が前回の湘南よりも広いお台場になったことで、車両を走らせる催しが増えたり、スワップミートなどのイベントを併催することが可能になったことが大いにマルでしたね。ただ、一般の入場料を1,000円徴収することになったので、前回はモーターサイクルに縁がない、湘南の海に遊びに来た一般の人々が「おっ! 何やってんの? ああ、面白いバイクが集まってんダァ〜」みたいなカンジで、ふらりとのぞきに来るというシチュエーションはちょっと減ってしまいました。
一般の人に、カスタムモーターサイクルの面白さに気軽に触れてもらう、という点では前回の大会は良かったと思いましたが・・・まぁ動きがあったり、インタラクティブ性が高い方がモーターサイクルのイベントとしては今回のほうが・・・とか思ったり・・・。まぁ2つのいいとこ取りってのはムズカシイですよね。
午後は悪天に水を差されましたが、今回も成功裏に終わったBBO。来年はどのようなイベントになるのか? そしてどのようなユニークなカスタムに会えるのか? 今から楽しみですね!