いきなりVサイン、ということで結果はご察しの通り。
8/6,7開催のスーパーGT選手権第5戦in富士スピードウェイの模様をどうぞご覧ください。
土曜日の予選、Q1最速はまたしても46号車S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代勝正選手。Q2で2番手となったもののフロントロウをゲットした本山哲選手に駆け寄ります。手をつないでるように見えるのは目の錯覚?いえ、心の中で二人はつながっているのです。
そして大本命はやはり来ました!5月の落し物を取りにきた12号車カルソニックIMPUL GT-Rです。安田裕信選手がQ1を2番手通過、そしてQ2ではJP・デ・オリベイラ選手がトップタイムを出し文句無しのポールポジション。こわ~いカメラマンに囲まれると相対的に表情が和やかに見えます。
翌決勝日、雲はあるもののピーカンの天気に恵まれたスターティンググリッド。ポールの12号車の横には46号車、そして何と84kgものウェイトを背負った1号車MOTUL AUTECH GT-Rが3番手に。
富士SWとGT-Rの相性は抜群です。
決勝レースは66周の300km。GT-R勢は予選順位通り、1-2-3でスタートを決めます。その後、12号車オリベイラ選手は、2番手46号車本山選手に10秒以上の差を付け独走態勢に。
3番手走行の1号車ロニー・クインタレッリ選手は84kgのハンディが効いているのか徐々に、17号車KEIHIN NSX CONCEPT-GT小暮卓史選手と100号車RAYBRIG NSX CONCEPT-GT山本尚貴選手の2台のNSXに差を詰められます。
19周目にセーフティーカーが入りリードが無くなるも、25周目のリスタート後、再び差を広げる快走を見せる12号車。
2台のNSXはピット作業時間で1号車をかわし、ドライバー交代後は2台でバトルを繰りひろげます。
最終的に17号車塚越広大選手が、100号車伊沢拓也選手を攻略。
ピットイン後も2番手を走行していた46号車が、35周目トラブルにより1コーナー手前で減速できずにハイスピードクラッシュ。場内に女性ファンの悲鳴が響きわたります。ドライバーの千代勝正選手は自力でマシンを降りるも、体のダメージによりこの後の鈴鹿のレースは欠場となりました。
安田裕信選手に交代後も順調に周回を重ねた12号車が完璧なレース運びでトップチェッカー。
第2戦の雪辱を果たす「リベンジ」を成し遂げました。
「パパ」星野に抱きとめられる「息子」オリベイラ。インパルのサインガードは涙、涙が溢れています。昨年GT-R勢で唯一未勝利だったチームIMPULにとっては2年越しに待ち望んだ勝利なのです。
富士最速と言われ続けた「青い新幹線」が、今度こそ表彰台の中央に。そして2位、3位には17号車、100号車がNSXとして今季初の表彰台に上がりました。ブリヂストンタイヤも今季初勝利を1-2-3で飾ることに。そして4位には恐るべし1号車が...。
シーサ シーサシーサ シーサ シーサシーサ「悲シーサー」いえ「嬉シーサー」!
いよいよ次回は鈴鹿1000kmです。
(PHOTO:井上雅行)