「ミスターバイク」誌を中心にバイク漫画を描き続けた広井てつお氏。2008年病により逝去したが、未だその作品は数多くのファンに愛され続けている。そんな、氏には珍しく四輪ドキュメンタリーものとして描かれた「マツダのロータリー・エンジン開発物語」から、ロータリーの開発に賭けた男たちの戦いを紹介したいと思います。

広島原爆投下~敗戦~

物語は第2次世界大戦が終わり、元海軍技術将校であった山本健一が原爆を投下され、廃墟となった故郷の広島に帰ってくる所から始まる。

廃墟となった広島で、奇跡的に生き残ったお母さんと再会する山本。感動の再開も束の間で、廃墟となった町での生活は、とても厳しいものだった。

画像5: 夢を継ぐもの~ロータリーエンジン開発物語 www.motormagazine.co.jp

夢を継ぐもの~ロータリーエンジン開発物語

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廃墟の町でお酒に溺れる山本。そんな山本の夢は飛行機を作る事だった。

敗戦によって、夢を諦める形になった山本は、絶望の中、母親の口利きで東洋工業に入社する事になる。そしてそこで、3輪トラックのミッション組み立て係として働くことになる。絶望の町で、夢を失い、不本意な仕事に就く事になった23歳の青年は、いったい何を思ったのでしょうか。山本の新しい人生がここから再スタートします。

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