1985年から2007年までの伝説的企画、特集を一冊に凝縮。この連載では、モーターマガジン社全面協力の元、同社出版誌である【名車の記憶】ホンダスポーツクロニクルより、ホンダの名車の歴史を振り返り、紹介をしていきます!(あぁこ@ロレンス編集部)
1990年代のNSXは快適性までを考慮したスーパースポーツという全く新しいコンセプトで、後のスポーツカーに大きな影響を与えています。開発テストには、当時のF1ドライバーの英雄アイルトン・セナや中嶋悟さんを起用したのが話題になりました。そこで、今回の 『歴代NSXの詳解』 では、 “NA1型” を注目してみました!
英雄セナ が認めた、 ホンダスポーツの顔『NSX』NA1型(1990年9月〜デビュー)
開放感をもたらした オールアルミの恩恵 『NSX』NA1型(1995年3月〜)
バブルなクルマではなく、中身は 革新の塊
ホンダNSXは日本のみならず、 世界的に見ても歴史に残る名車である。それは誰でも、いつでも乗れるスーパーカーという新たなジャンルを切り拓いたことにある。それまでのスーパーカーは気難しさが付き物で、それをクリアして初めてオーナーとなりうる代物だったからである。日本がバブル景気真っ盛りの1990年に、800万円でデビューしたNSXは投機熱もあってたちまち 大人気となる。VTECを採用した3ℓのV6DOHCをミッドに搭載した2シータースポーツという、それまでの日本車では考えられなかったデザインが注目されたのだった。(文◎河原良雄)
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