Vanquish Zagatoが限定99台で
本年度の「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で発表されたコンセプトモデルの生産が限定99台で発表されました。
ボディは全てカーボン製でエンジンは6リッターV12。サスペンションはザガート用にチューンされるようです。
アストンマーティンとザガートのコラボレーションは歴史が長く、いつの時代も紳士的でありながらハイパフォーマンスな車両を作り出してきました。
新型V12ツインターボエンジン
すでに6リッターV12は存在しているのですがモアパワーでツインターボに。
現役のV12とシリンダのオフセットは同じ21.5ミリ、ボアも89ミリ、角度も60°ですがストロークが69.7ミリとかなり短くなり、排気量は5.2リッターに。これに三菱製のターボチャージャーが2基装着され、出力600馬力、トルクが71キロ!0-100キロが3.9秒、最高速度200マイル(320キロ)オーバーと、大柄なGTボディも軽々と動かします。
数字も大事ですが、アストンが更に気を使っているのがエンジンの組み上げ工程です。AMGや日産GTRのように1つのエンジンを1人の熟練工が組み上げる方式をとり、完成度を更に高めています。
レッドブルとも手を組んで!
アストンマーティン、攻めてますよね?
この車両はレッドブルとのコラボレーションでの製作が決まっているようです。
ミッドシップのハイパースポーツカーはレッドブルのF1チームのデザイナーとアストンマーティンのデザイナーが手を組んで作り上げるということで、本気度というかタッグが世界最強すぎます。
コードネーム「AM-RB 001」で呼ばれるこの車両は出来たばかりのV12ツインターボエンジンではなく、まったく新しいエンジンを積むそうです。噂では7リッターのV12エンジンだとか。さらに新しい軽量の素材と最新のエアロダイミクスが使われるとか。 まだまだ噂の段階ですが、製作担当者は
"A car that's capable of very extreme performance when you want it to be, but equally if you're stuck in a traffic jam on the King's Road it's still a comfortable place to be."
”必要とされれば極上のパフォーマンスを披露できますが、街中の渋滞でも快適な空間を提供できる車両になります”
こういった快適性、同乗者にも気を使っている紳士的な部分が英国車には感じられますよね。
運転する本人が楽しいのも大事だけど、大事な人を隣に乗せた時のことまで考えてあります。
この車両「AM-RB 001」も限定99台とのことなので気になる方はお早めに。値段は、、すごくプレミアム、とだけお伝えしておきます。