チャンスをものにした走り
他車のペナルティーがありグリッドの入れ替わりが変わった中でレース2をポールポジションでスタートすることになった松下選手は、スタートでの他車との競い合いを制してそのまま逃げ切りの優勝。2位との差は13.6秒と圧倒的な強さを見せつけました。
1イベントで2レースが開催されるGP2はレース1の上位8位がリバースグリッド制でレース2をスタートします。今回は7位の選手にペナルティがあり11位に降格。9位でレース1を終えた松下選手が8位に上がり、規定によりレース2のポールポジションに。
この絶好のチャンスを見事にもぎ取り、モナコという伝統高い場所でその速さを見せつけたのは今後のキャリアにもプラスです。
マクラーレンホンダF1のテスト・開発ドライバー
松下選手とは
現在マクラーレンのジュニアチームであるARTグランプリに所属し、今年からマクラーレン・ホンダF1のテスト及び開発ドライバーとしても活躍する期待のドライバー。
日本でのF3チャンピオン獲得後に世界へ。2015年よりGP2に挑戦中。現在もっともF1に近いドライバーとして今後に注目です。
2014年にもモナコで”君が代”が流れた
モナコで2年に1度開催される「モナコ・グランプリ・ヒストリック」の第9回大会でも日本人ドライバーが表彰台の1番上に立っていました。
久保田選手は日本人としてモナコでは初のポールポジション、ファステストラップ、優勝と一気にモナコを日本の手中に収めるという偉業を成し遂げました。同クラスに参戦のドライバーたちには現役の若手ドライバーもいたのでその凄さは本物です。
伝統のモナコ。ここで勝てるようなドライバーが出てきていると思うと、やはりまだまだ世界の壁は高くとも登れないことはないと思わせてくれます。