前回は車人生第1号のs130(280zx)の紹介、今回から愛車がs30(240z)になりますよ〜

排ガス検査いらないって嬉しすぎる

人生の愛車1号機がアリゾナへと旅立つと同じ頃に、次なる愛車を見つけるべく、検索を開始。今回の予算はまた$1000に280zxを売った$500を足した$1500。(ここまでの話は下のリンクから第1話へどうぞ)

そして次なるターゲットはs30系(240z)シリーズの73年式以前のモデル。
なぜかというとアメリカでは30年経つとガス検がいらなくなるからです。つまり、直管オッケーなんです!(10年以上前の話です、現在は改造や音にもうるさくなってしまったようです)

この頃にはアメリカでのZのネットワークやコンタクトも増えていて、オーナー専門の掲示板に売買情報などもあり、また当時はまだ好きな人が乗っているだけだったので値段も手頃、かつ大事に乗ってくれる人にしか譲らないなど、車好きには堪らない状態(いや、本当に今思い返しても幸せな瞬間にいたな〜と思います)。

$1500で走るZが手に入る

で、探していると、早速見つけたのが1973年製240z。
個人売買の掲示板に「Running Condition, 5speed tranny」(走る状態、5速ミッション)と紹介されていました。

240z(アメリカ仕様)に5速はないので(日本国内はあった)載せ替えてある模様。もちろん4速よりも5速の方が良いのでプラス点。走行できる状態とはまあ人それぞれなので見に行かないとわからない。色は白で写真で見る限り状態は良さげ。

場所は家から車で2時間弱、そこで決めたら乗って帰るので友達の車に乗せてもらい早速の現車確認。

画像: あのFast and Furious(邦題:ワイルドスピード)のスターSung Kang氏も1973年製の240zを所有 www.superstreetonline.com

あのFast and Furious(邦題:ワイルドスピード)のスターSung Kang氏も1973年製の240zを所有

www.superstreetonline.com

車はガレージの前に止めてあり、ぱっと見の印象はかっこ悪いZ。当時は「湾岸ミッドナイト」を読みまくっていたし、バーフェン、ソレタコデュアル、なんて勢いだったので上の写真みたいなのがかっこいいと思っていた時期です。

ただ、よく言われるフィーリングでの印象は悪くなく、実際に走らせると調子が良い(280zxに乗っていたので直6のイメージは持っていた)。

画像: 同じ車両ではないですが、かなり近いです。ただし、ホイールは鉄のダッサイのが付いてました blog.hemmings.com

同じ車両ではないですが、かなり近いです。ただし、ホイールは鉄のダッサイのが付いてました

blog.hemmings.com
画像: 内装はこれよりも痛んでました。ダッシュも割れあり。 blog.hemmings.com

内装はこれよりも痛んでました。ダッシュも割れあり。

blog.hemmings.com

でも排ガスないし、5速だし、あとで2.8に載せ替えればいいし、ここまで来たし(←若い時によくやる間違った理由付け)。で、決定!

小切手を切って、ピンクスリップ(車検証のようなもの)にサインをもらっていざ我が家へ!

そこからの記憶は特にないので無事に帰ったのでしょう。

$1500で次の愛車をゲット!しかも日本の名車s30z!!

ソレタコデュアル〜?

Zといえば「ソレタコデュアル」。これの意味は「ソレックス」「タコ足」「デュアル出しマフラー」です。

ソレックスはキャブレーターのメーカーで、これを3つ使うことでL型のエンジンをさらに高性能に。そして吸気音が堪らなくなります。キャブレーターは他にもWeberもありますし、バイク用FCRを流用や、アメリカだと4バレルダウンドラフトなんかもあります。

画像: 3連キャブ www.jdmeuro.com

3連キャブ 

www.jdmeuro.com
画像: いかにもアメリカっぽいダウンバレル www.arizonazcar.com

いかにもアメリカっぽいダウンバレル

www.arizonazcar.com

タコ足とはエキゾーストパイプのことでこれも色々なメーカーやショップが作っていました。

画像: フジツボ製エキパイ zclub.net

フジツボ製エキパイ

zclub.net
画像: ちなみにノーマルはこれ。 www.sportcarclub.com

ちなみにノーマルはこれ。

www.sportcarclub.com

そして最後はデュアルマフラー

画像: 縦の2本出し。横2本もあります。

縦の2本出し。横2本もあります。

20歳の学生と30歳の車の甘い(辛く、酸っぱくもある)生活の始まり〜

もちろん目指すは「ソレタコ」(デュアルマフラーはあまり好きではなかった)なのですが、まずは何より問題なく毎日の通学に使えること。(アメリカだし夜へんなところで故障して止まってしまうと結構やばい)

時代は2000年、舞台はカリフォルニア州ロングビーチ。

手前は客船クイーン・メアリー。幽霊に会えると評判です。(自分は大の苦手なので一度も行ってません)

www.amazon.com

女優のキャメロン・ディアス、ラッパーのスヌープ・ドッグの故郷でもあるロングビーチです。

まだまだ続きそうなこのシリーズ!脱線しながらも見えないゴールに向かって突き進んでいきますので、応援お願いします。

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