男と女の間には、愛し合っていたとしても分かり合えない、密かな感情の流れが横たわっている・・。真理亜の場合は・・。

私の名前は真理亜、女性誌のモデルをしている。

彼はミノル、駆け出しのカメラマンだ。ミノルが今度グラビアの撮影をするというので、練習相手として、今日は二人でオートバイで出かけてきた。

ミノルとは1年くらい前からつきあっている。友達の紹介で知り合って、LINEを交換して、3度目のデートから恋人になった。

最初の3ヶ月は、ほぼ毎日のように会っていたし、週に1度は私かミノルのどちらかの部屋に泊まっていたけれど、最近は2週間に一度くらいのペースでしか会っていない。彼も少しずつ仕事が入ってきて忙しくなってきているし、私は私でやることがある。だから、お互いにデートの頻度が少しくらい減ったからといってクレームするようなことはない。

だけど私は気づいている。
彼の小さな変化に。

それでも何も言わない。私は私でやることがあるからだ。

画像1: 【フォトノベル】彼と彼女と彼女のモノローグ・・。第一話『真理亜の場合』
画像2: 【フォトノベル】彼と彼女と彼女のモノローグ・・。第一話『真理亜の場合』

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
モデル:Nari
車両協力:BMW Motorrad Japan

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