昨日(2016年4月23日)、ある取材を兼ねてロレンス編集部でミニツーリングに出た。
しばしの休憩を取り、皆で談笑していると、70歳をいくつか超えていると思われる男性が通りかかり、僕のZIIを見て「これ相当古いバイクだよね、20年くらい前の??」と話しかけてきた。

40年くらいです、と答えると、「へえ。こんな綺麗な旧車はなかなかみないね。昔はCBとか、BSAとか、こういう形のバイクたくさんあったよね」と話を続ける。

聞くと、その男性は既に仕事はリタイアし、オートバイも昔は乗っていただが自分の体力を考えて、いまでは自転車に乗り換えられているという。自宅に自転車を二台、壁に設置して雨風に当てないよう、大事に保管しているのだとか。

ZIIに乗っていて良かったと思う瞬間は数多くあるが、不意にこうして見知らぬ人から話しかけていただく機会が増えた、ということもそういう瞬間の一つだ。この男性はZIIという名前こそ出てこなかったものの、恐らくは若い頃に周囲のバイク仲間で乗ってらっしゃる方がいたのだろう、懐かしいバイクがあるな、と思って近づいてこられたのだと思う。

もちろんZIIと知って声をかけられることもよくある。そのままずばり「これゼッツー?」と聞かれることもよくあるし、それは昔乗っていたんだよ的な中年以上の方だけでなく、案外若い人からの問いかけもあるのだ。

先日もガソリンスタンドで、20代前半と思われる店員から「これ、なんというバイクですか?」と聞かれて「カワサキのゼッツーです」と答えると、「やっぱり!」という。そのときはまだホイールは変えてなかったが、マフラーを集合管にしているので「写真で見たのと少し違うので、自信がなかった」のだという。

画像: オートバイに関心がない人たちからすれば、旧車だろうが最新のスーパーバイクだろうが風景に溶け込んだ”何か”に過ぎない。

オートバイに関心がない人たちからすれば、旧車だろうが最新のスーパーバイクだろうが風景に溶け込んだ”何か”に過ぎない。

正直、日本は世界市場を席巻する有力なバイクメーカーを四つも抱える最大のオートバイ大国でありながら、国内においてはモーターサイクルに対して非常に冷淡であるように思う。少なくとも欧州のように、モーターサイクルが上質の趣味として、なかなか認知されてはいない。

だからこそ思うのだが、バイクが大好きで大好きでしょうがない、というような人たちではなく、「ん?これ綺麗なオートバイだな、なんていうんだろう」といった感じで心の中で思って一瞥をくれるような人たちを、もう少しだけこちら側 に引き込む、そういうきっかけをロレンスではもっとたくさん作っていきたい。

ロレンスのコンテンツをきっかけに、オートバイに対する無関心が少しでもポジティブな関心へと変化してもらうことができたら、こんな嬉しいことはない。そう思う。

きっかけはロレンス。そうなればいいな。

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