オリジナルの雰囲気・スタイルを生かしながら、性能アップを目指し、Z2のカスタム企画がスタート。厚木の有名バイクショップ ブライトロジックの協力のもと、今回は足回りを中心とした性能と安全性の向上を目指す。

品川→鮫洲→大井町→戸越銀座→天現寺→麻布十番→三田→品川(60分)

本夕からの再入院を前に、午前中にふたたび試走を行った。
不思議なほどに、乗れば乗るほど、軽さの恩恵を感じてくる。

広い国道での走りにしても、歩行者や自転車などが絶えず横切るような狭い街路を抜けても、停まりやすいし、低速でのUターンでも、ある程度スピードを出しての切り返しでもハンドリングは軽やか。もはや別物になったかのようで、感激する。

画像: ブレンボ19RCSの効果も絶大。

ブレンボ19RCSの効果も絶大。

その昔、Zephyr400を、Dr.Sudaの IPTOS STAGE-IIIでファインチューン したときも、見違えるようにぐいぐいと加速する変貌ぶりに感動したものだが、今回のZIIの場合 もっと穏やかな変化であるが、乗れば乗るだけ その良さがわかる、総体的な変化がある。

MT-07の試乗を前にして

現在 編集部では YAMAHAの人気車 MT-07をお借りしていて、僕も今週試してみる予定だ。
ZIIに近い 689cc / 73PSという心臓を持ちながら、ZIIよりはるかに軽い180Kg程度のボディのMT-07から、どんな印象を得るだろうか。いまから楽しみである。

画像: お借りしているMT-07

お借りしているMT-07

ZIIは一時は国内最強・最速の座にあったバイクであり、ロードスポーツとしてメーカーを代表するフラッグシップだった。例えばZIIをイメージして(最初からスタンダードバイクとして)作られた 後のZephyrとは出自が異なる。

MT-07もまた、最新のバイクとはいえ、最初から最強・最速を目指したバイクではない。そういう役目はYZF-R1のようなスーパースポーツに託されている。

逆に、それだけにMT-07のポテンシャルを、ZIIと比べることへの怖さを感じもしているのだが、いまもっとも売れているオートバイであるMT-07の乗り味はどうだろう。そして再入院から戻り、完調を取り戻したZIIは、果たして色あせずにいられるだろうか。

次回、本連載は最終回である。

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