世界中のオン/オフのレースで活躍するスポーツメーカー (オートバイ@モーターマガジン社)

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KTMという社名は、自動車修理工場やオートバイ販売店を営んだ後、1953年に自らオートバイ製造に乗り出したH・トゥルンケンポルツと、彼の事業に出資したE・クローノライフという創業者2人の苗字と、創業の地であるオーストリアの町・マッティングホーフェン、それぞれの頭文字を組み合わせたものだ。

オレンジ色がイメージカラーで独特なポップなデザインとオンロード・オフロードそれぞれに特化したモータースポーツを前提とした遊び心いっぱいのバイクを作り続けるKTM。社名の由来は創業者2人と創業地域の頭文字3文字だったのです。

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KTMは創業当時からモータースポーツへ積極的に参加していたことでも知られる。創業翌年の1954年には、エンデューロレースに加 えて、MVアグスタ製のエンジンをKTM製フレームに搭載した125ccマシンでロードレースにも参戦。レースを走ったライダーの中には、 創業者の息子であるE・トゥルンケンポルツの姿もあったという。

創業の翌年からモータースポーツに参戦。現在も提唱しているREADY TO RACEというバイク作りへの姿勢は、創業当時からブレてない歴史ある取り組みだったのですね!
モータースポーツに参戦する為に創業したとしか思えないこの流れ、個人的にはかなり好感が持てます。好きな事を仕事にする。そして、その自分が楽しいと思う事をみんなにも広げよう!これって、仕事の理想の姿だと思いませんか?自分が楽しむ事によって素敵なバイクを世の中に送り出す。そんな一番苦しくて、一番楽しいモノづくりの結果が現在まで続くKTMのライディングを楽しむためのバイクなんですね。

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しかし1989年にはかつて創業者の息子でありながら自らレースを走り、その後KTMを率いることになったE・トゥルンケンポルツが死去。世界的に不安定になっていた経済状況の影響も受け、1991年に倒産の憂き目に合うなど波乱が続いた。
 
しかし倒産からの再建時にオートバイ部門が独立する形で、現在の体制のKTMが成立する。 新体制になってもモトクロス世界GPをはじめ、エンデューロへの参戦などは変わることなく行われ、数々のタイトルを獲得。

創業してから、ワークス体制でオフロードレースに参戦し続けるなど、オフロードバイクとしてのKTM人気を確立させていったものの、色々な要因が重なり1度の倒産を経て復活。そんな苦しい状況下でも、創業当時からの『READY TO RACE』提唱し続け、実践し挑戦し続けるKTMにこれからも注目していきたい。


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