トラクターといえば、最初に頭に思い浮かぶのはこんなイメージ。
畑を耕す為に作られた、発動機にギザギザの大きなタイヤが付いた、ブルドーザーのような乗り物。
しかし、皆さん知ってますか?高級スーパーカーで有名なランボルギーニ。実は、トラクターメーカーからスタートしたのです。
ランボルギーニトラクター
ワイルドでカッコイイ!!!!ジープのように山道や林道なども越えていけそうな迫力のあるデザインです。
第二次世界大戦後、イタリアにトラックが不足していることに目を付けたフェルッチオは、軍が放出するトラックを民生向けに改造し販売することで富を得た。大戦中、ロドス島にて兵器のメンテナンスに当たっていた彼の経験が活かされる形となった。1947年、当時から自動車好きであった彼は、これを元手に小さなチューニングショップを開いた。
1948年、彼は友人と共にミッレミリアに参戦した。車両はフィアット・トポリーノで、自作のOHVヘッドが載せられていた。しかし途中で友人が運転を誤り、レストランに突っ込んでしまう。この際、彼は友人と共に車外に投げ出され、大ケガを負った。後に彼がレース界から距離を置くようになったのは、この経験が一因であるとされている。
その後、彼はトラックに続いてトラクターの自社開発に取り組み、1949年にランボルギーニ・トラットリーチ SpAを設立した。当初はただ同然で手に入れた軍放出車両のモーリスエンジンを用いた一般的なものであったが、後に自ら開発した排気熱で軽油を気化するイン・パボリザトーレというシステムを使って高性能なトラクターを作った。これは高価なガソリンをエンジンの始動と暖気に使うだけで済み、後は安価な軽油で充分に動かせたため、大ヒットに繋がった。
このスーパーカーとトラクター。どうしても結びつきませんが、、、、トラクターもランボルギーニのデザインとなるとこんなにもカッコよくなるんですね!!!
ちなみに、ランボルギーニが作ると、トラクターのプロモーションビデオもこんなにもカッコよくなります。
そして、ランボルギーニのトラクターに乗ると!!!
畑を耕しているだけでカッコイイ(笑)
ポルシェもトラクターを製造していた!!
実はポルシェもトラクターを製造していた事があるそうです。
1937年から約20年ほどポルシェではトラクターを製造販売していました。その名も「ポルシェトラクター」。
技術者であるフェルディナント・ポルシェはスポーツカーの製造だけでなくトラクターの製造にも力を注いでいました。
ドイツがヒトラーの支配下に置かれていたころ、農作業の効率化を進めるためにトラクターの発注を受けて製造するに至りました。
ポルシェの場合は、今はもう製造されていないようですが、こちらもまた、さすが高級スポーツカーメーカー!かなりオシャレなデザインです。
フェラーリデザインのトラクターも!!!
そして、2015年5月!ヤンマーからフェラーリを手がけた工業デザイナー奥山清行氏がデザインした大型トラクター「ヤンマートラクター YTシリーズ」が発売されました。
こちらも、プロモーションムービーまでトラクターだとは思えないカッコよさです。
農作業が楽しくなりそうですね(*´▽`*)
そんな高級スポーツカーメーカーのトラクター!農家のお嫁さん不足の対策に1台いかがでしょうか?もちろん口説き文句は、「うちのトラクターランボルギーニだぜ!」で決まりです(*´▽`*)