私は子供のころから車で出かけるのが大好きで、車というのは私たちをどこへでも連れて行ってくれる魔法の乗り物のように思っていました。免許が取れる年齢になったらすぐに免許を取って、自分で何処へでも行けるようになるんだ!そんな環境に子供ながらに憧れたり。そんな、自分で何処へでも行ける。自分の知らない世界に連れて行ってくれるというような夢と希望を簡単に実現できる!それが『車』の一番の楽しみ方だと思う。そしてその感覚は身体が不自由な方も同じだと思う。身体が不自由だからこそ、私達より『自由に移動できる事』に憧れを強く抱いているかもしれない。そんな自動車を運転する楽しさ、そして何より自由に目的地へ、自身で移動できる!
それを実現できるチェアウォーカー向け手動運転補助装置。それが「Guidosimplex」なのです。
ステアリングコントロールシステム916R Ghost
障害によりブレーキやアクセルなどのフットペダルを利用できない人向けのステアリング周りのみで運転が可能となる手動運転補助装置です。
この、ステアリングの裏側に付いている細いステアリングのようなものを指で左右にスライドする事でアクセルペダルの代わりになります。
ブレーキはこのレバー!
これで、ステアリング操作、アクセル、ブレーキが手の操作だけで完結するのです。
しかも、Guidosimplexは、フットペダルをそのまま残すことができるので、チェアウォーカーの方専用ではなく、家族や友人など他の方とも共用できるというバリアフリーなシステムなのです。
青木拓磨 選手のレース活動をサポート
スポーツドライビングも視野に入っているので、唯一バリアフリースポーツともいわれるモータースポーツでの活躍も期待されます。
1997年 世界選手権ロードレース 500ccクラス世界最高峰
REPSOL HONDA NSR500Vで参戦 表彰台2位1回、3位2回
グランプリ初年度ながら世界ランキング5位を獲得
1998年 栃木のテストコースにて、テスト中に転倒し、脊髄損傷を負う
1999年 ホンダレーシング助監督に就任 鈴鹿8時間耐久 優勝 (岡田、バロス組)
2000年 チームキャビンホンダ助監督 鈴鹿8時間耐久 優勝 (宇川、加藤組)
2001年 チームキャビンホンダ助監督 鈴鹿8時間耐久 優勝 (ロッシ、エドワーズ組)
12月 takuma-gpを発足。モーターサイクルの底辺拡大と普及を精力的にこなす
子供向けのバイクを使った交通安全教室を開催~
2002年 (株)ホンダモーターサイクルジャパン レーシングアドバイザーとして、後進の指導・普及を行う
主な出演 NHK教育テレビ ドキュメント「for you 今 君のために」
内閣府大臣官房政府機関誌 「キャビネット」
2006年 日本テレビ スカパーG+で「motogp」の解説
スーパーGT選手権併催のHDX(ハンドドライブクロス)選手権に参戦
2007年8月 10年ぶりとなる国際格式FIA公認レース「アジアクロスカントリーラリー」に参戦。
4輪FIA公認レース初出場、ガソリンクラス準優勝
2008年 「アジアクロスカントリーラリー」T2-2(市販車ディーゼルクラス)で優勝
2009年 世界一過酷なラリー南米大陸でおこなわれた「ダカールラリー」(通称パリダカ)参戦
2010年 - HONDA EXCITING CUP CIVIC INTER 参戦
FIAアジアクロスカントリーラリー T2-D (team takuma-gp/いすゞ・D-MAX)
2011年 FIAアジアクロスカントリーラリー 総合3位 T1-Dクラス3位(team takuma-gp/いすゞ・D-MAX)
2012年 スーパー耐久ST-2クラス年間ランキング3位
FIAアジアクロスカントリーラリー T1-D (team takuma-gp/いすゞ・D-MAX)
2013年 FIA GT ASIA FUJIラウンド GTMクラス 5位 (DIJON RACING/シボレー・コルベットGT3)
FIAアジアクロスカントリーラリー T1-D (team takuma-gp/いすゞ・D-MAX)
2014年 FIA GTASIA GTMクラス ディランゴレーシングより参戦。
ランボルギーニ・ガヤルドGT3 車イスドライバーとしてアジア地区初優勝を飾る。
第1戦&第2戦2戦連続優勝 第7戦セパンラウンド優勝 年間3勝をあげ、年間ランキング2位を獲得
世界選手権ロードレース 500ccクラスという世界最高峰のロードレースでランキング5位まで上り詰めたところで、テスト中の転倒により脊髄損傷。下半身不随となってもモータースポーツを、レースを諦めなかった。「4輪でもう一度世界に挑戦する」という新たな夢を掲げ、「Guidesimoplex」を使用し全日本選手権格式のレースへ四輪での復帰を果たした。
車を自分で運転できるという事は、ただ単に移動範囲が広がるというだけではなく、車で遊ぶ、車を楽しむという事も出来るんですね(*´▽`*)
開発したのは元F1ドライバー
「キミは足が動かないんだろう? 運転できるわけないじゃないか」と言われたレガッツィオーニはこれに猛反発。
「足が動きさえすればいいのなら、サルでも運転できるってことか!?」と奮起し、フィアットと共に身体障害者用の運転補助装置を開発してしまったという。それが、拓磨が現在使用している「Guidesimoplex」(グイドシンプレックス)という装置である。
元F1ドライバーで1980年のアメリカ西GPで、コーナー直前でブレーキペダルが折れるという事態に遭遇してクラッシュし、下半身不随になり、車椅子生活を強いられることとなったレガッツィオーニさん。モータースポーツだけでなく、運転免許さえ認められなかった事に猛反発しGuidesimoplexを開発したそうです。
そんな、身体に障害を持ってしまった人達の諦めない心が産み出し、色んな身体に障害を持ってしまった人達の諦めない心を応援できる素敵な運転装置Guidesimoplex。もっともっと実用化されていって欲しいと思います。