焦点は、48連勝(無敗)中のメイウェザーが、ロッキー・マルシアノの49戦全勝の記録に並ぶか?という一点だった。
WOWOWありがとう。メイウェザーのラストマッチ?を生中継
日本のボクシングファンなら絶対にWOWOWに加入するべきだ。
メイウェザー、ゴロフキンなど、世界の超一流のボクサーのファイトを見られるなら、月々2484円(税込)などお布施のようなものだ。
今日もまた、僕はその恩恵を被っている。
さる5月2日にマニー・パッキャオとのパウンド・フォー・パウンド対決を制した天才フロイド・メイウェザーが、2015年9月13日(米国時間12日)に、ラストマッチと公言しているWBA・WBC世界ウェルター級タイトルマッチに挑んだ。対するは33戦30勝3敗のWBA暫定王者アンドレ・ベルト。
メイウェザーが狙うのは、元ヘビー級チャンピオンのロッキー・マルシアノの49勝無敗でチャンピオンのまま引退、という凄まじい記録に並ぶことである。もちろん49戦49勝43KO無敗という、ほぼ完璧なマルシアノに比べると、後年判定勝ちが多くなったメイウェザーの戦績は見劣りはするが、攻撃が主体のボクシングと、防御が主体のボクシングの違い、というところだ。
結論を言ってしまうと、メイウェザーはいつも通りのボクシングを行い、そして勝った。
ダウンシーンなく、淡々とした試合だったが、そのスピードとテクニックは、やはり見るべきものがあった。
いつも通りの試合運びで無難に終了・・。
彼は試合後、本当にこれがラストマッチ。もうじき40歳の自分は19年間無敗、18年間はチャンピオンとして無敗でやってきた、お金ももう十分。だからもう辞めどきだと語った。
しかし、ファンとしてはまだまだ余力がある彼であるならば、ぜひ記録に並ぶ、ではなく、記録更新をしてほしい。それだけの力と、野心は彼にはあるはずだ。
今日の彼のコメントは、もう一試合をやることの価値、金額を釣り上げるためのセールストークなのだと思いたい。