公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、毎年デザインが優れた物事に贈られるグッドデザイン賞。幅広い領域が対象となっていますが、もちろんバイクもその範疇。ということで、過去にグッドデザイン賞を受賞したバイクをピックアップします!
1990年グッドデザイン賞受賞!ヤマハ R1-Z 3XC
第8弾は、1990年に見事グッドデザイン賞を受賞した、ヤマハ R1-Z 3XCです!
1990年にヤマハが発売したネイキッド型2ストロークエンジンを搭載するバイクで、名前の由来はヤマハの名車、RZ250と国道1号の名を掛け合わせたもの。
1998年に排気ガス規制が始まり、続々と2ストロークモデルが生産中止となっていく中で、最後まで残っていた唯一のネイキッドモデルがR1-Zです。
2気筒分のサイレンサーが右側に設置されているなどの個性的なスタイルに加え、ヤマハ伝統の2ストロークパラレルツインエンジンが生み出す、絶対的な速さよりもライディングプレジャーを前面に押し出した加速特性が、先鋭化し過ぎた当時のレーサーレプリカをためらうユーザーを惹きつけた。1990年代に環境問題で2ストロークエンジンを搭載したモデルが次々に生産中止となるなか、R1-Zはマイナーチェンジを経て生産が続けられ、日本のバイクメーカーが2ストローク250ccバイクの生産販売を一斉に取り止める1999年まで新車販売されていた。
モーターショーで衝撃のデビューを飾り、以後多くの人を虜にしたR1-Zは、ヤマハが2スト250ccが持っている本来の楽しさを、原点に戻って追求してみようというコンセプトを元に開発されました。
バイクの免許をとったら、R1-Zに乗るんだ!と心に決めていた方も多いのではないでしょうか。
おなじみホワイトベースの二宮祥平さんがアツく語ってくれている動画をどうぞ。
ヤマハの2スト最後の名車、R1-Zでした!