Pikes Peak International Hill Climb Sizzle

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アメリカのユニークな公道レース「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)」が今年は6月28日に開催された。PPIHCは1916年から開催されている、アメリカで2番目に古い歴史をもつレースだ。世界最古のバイクレースともいわれる、イギリスのマン島TTレースの初開催が1907年とされるので、その歴史の長さがおわかりだろうか。

PPIHCはアメリカ・コロラド州のロッキー山脈にあるパイクスピーク山を、山の中腹からスタートし一気に4301mの山頂まで駆け抜ける、タイムトライアル式のレースだ。コースは19.99km、標高差は実に1,500m近くとなる。コースにはガードレールなどはほとんどないため、コースアウトをすると谷側に真っ逆さまという、公道レースならではの危険をはらんだレースだ。

日本ではあまり報道されることのないPPIHCだが、毎年日本人選手も参戦し活躍している。今年は、電動バイククラスの岸本ヨシヒロさん(韋駄天ZERO:Electric- Electric Modifiedクラス)、テイスト・オブ・ツクバでも活躍している新井泰緒さん(KZ1000MK2:Pikes Peak Challenge- UTV/Exhibitionクラス)、サイドカーの渡辺正人さん(KUMANO Motorsport LCR-GSX-R1000:Pikes Peak Challenge- Sidecarクラス)らが参戦した。

冒頭の映像は、PPIHCの2015年大会に向けた公式映像だ。このユニークなコースや大会の雰囲気、そして100年近い歴史が描かれている。いまではコースは舗装されているが、未舗装路だったかつては自動車もラリー競技に近いし、バイクはモトクロッサーなどのオフロードバイクが出場していたようだ。

PPIHC 2015

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こちらの映像は2015年大会での参加者たちの走りを見ることができる。日本の峠道にも近い山頂へ向かうコースを登ってゆく様子は、私たちがスポーツバイクで峠道を攻めている時を、少し思い起こさせるものだ。一般的なサーキットでのレースと違い、一般公道を使用するレースはそんなところも興味深い。今大会のレポートは下記のバイクブロスの記事に詳しい。

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