こんにちは!今日も新しいバイク用語を学んでいきましょう♩本日のお題はこちら!
ストリートファイター
「ストリートファイター」といったら懐かしいあの名作ゲームを思い出しますね!(笑)
ちなみにわたしは春麗(チュンリー)が大好きでした!(笑)
雑談はここまでにしておき、バイク用語での「ストリートファイター」とは一体なんのことなのでしょう??
おしえて!ロレンス編集長〜〜!?!?
正しいお答え: from ロレンス編集長
はい、お答えします。
「ストリートファイター」とは、バイクのジャンルのひとつで、大きくはカウルをもたないネイキッドバイクのいちジャンルといえるでしょう。ネイキッドとはカウルを持たないことから、“裸の”という意味がありますが、ストリートファイターはスーパースポーツバイクを裸にしたようなスタイリングが大きな特徴です。一般的なネイキッドバイクの多くは空冷エンジンや、ダブルクレードルフレーム、ツインリアショックといったオーソドックスな車体構成なのに対して、ストリートファイターはスーパースポーツのカウルを取り去っただけといっても、過言ではないほどスポーティな構成になっています。
スーパーバイクと兄弟のような過激なストリートファイター
バイクメーカー各社のフラッグシップであるスーパースポーツは、当然のことながらそのラインナップで、もっとも高性能で最速を競うかのように開発されています。そのスーパースポーツと兄弟のようなストリートファイターが、ネイキッドバイクながらいかに高性能であるかは想像に難くありませんね。また、MotoGPマシンなどレーシングマシンにスタイルをなぞらえる、スーパースポーツからカウルをはずすことにより、そのルックスも荒々しい獰猛な雰囲気をかもしだし、ストリートファイターというネーミングそのままの過激なマシンとなったのです。
転倒で壊したカウルを買い替えられなかった
その起源は諸説あるようですが、ヨーロッパでの人気が火付け役となっています。1980年代に日本製のフルカウルのスポーツバイクに乗っていた、ヨーロッパの若者たちが転倒などで壊れたカウルを買い替えることができず、そのままカウルを取り外して乗るようになり、このスタイルが定着したという説が有力かもしれません。その後、このスタイルに目をつけたカスタムビルダーや、バイク雑誌が取り上げるようになり、バイクメーカーがそのスタイルを製品化し始め、ストリートファイターというジャンルがひとつの定番スタイルとして発展していったのです。
軽快なスタイルとハイパワーで高性能なマシン
ストリートファイターは、カウルを取り去ることで低くタイトなセパレートハンドルから、バーハンドルなどでアップライトな乗車姿勢となり、軽快なライディングを楽しむことができます。そしてその荒々しいスタイリングには、スーパースポーツ譲りのハイパワーなエンジン、優れたハンドリングをはじめとした、高い操作性が備わっているのです。それゆえか、過激なライディングテクニックを披露する、エクストリームバイクスタントでは、ストリートファイター系が定番のマシンとなっています。