画像1: 映像エンターテインメントの世界は想像を超えてダイナミックに進化してゆく

ちょっと気になってプロジェクションマッピングのことを調べていたら、2012年9月に公開された「TOKYO STATION VISION」の映像に見入ってしまった。これは東京駅丸の内駅舎保存・復原 完成を記念したイベントで、東京駅全面をスクリーンとして使った壮大な作品だった。

画像2: 映像エンターテインメントの世界は想像を超えてダイナミックに進化してゆく

おそらくプロジェクションマッピングという映像手法が、一般に話題となったのはこれが最初の作品なのではないかな。この作品は私の友人が制作に関わっていて、制作費もさることながら、実物の東京駅全面に投影するための、プロジェクター設備を用意するだけでも、驚くほどの費用がかかっている(ここでその金額はちょっと書けない w)とのこと。いま見ても感動的な映像なので、美しいNHK制作の公式映像であらためてご覧いただきたい。

【公式】TOKYO STATION VISION / 東京駅 プロジェクションマッピング

 

CG映像とダンスパフォーマンスを融合させた「enra」

画像: www.makuake.com

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こちらはプロジェクションマッピングではないが、大きなスクリーンに投影したCG映像にシンクロするように、ダンサーがパフォーマンスするエンターテイメントユニット「enra」。彼らは2013年3月に行われたオリンピックの開催地を決める、IOCの評価委員会による最後の東京視察の最終日に、迎賓館赤坂離宮「花鳥の間」で開催された、内閣総理大臣主催の晩餐会でパフォーマンスを披露したことで話題になった。2020年の東京五輪招致には、この日のenraのパフォーマンスによる功績が大きかったのではともいわれている。

enraはユニットを主宰するビジュアルアーティスト・花房伸行が創り出す映像と音楽に、加世田剛、横山真希、和多谷沙耶、汰椿、望月ゆうさく、Kazzら6名によるダンスやアクションが融合して作品世界が生み出されている。その身体表現はマーシャルアーツ(武術)、 新体操、 バレエ、アニメーションダンス、 ジャグリング、 ハウスと様々なジャンルに及んでいて、いわゆるダンスユニットの枠を超えるものだ。

enra " METROPOLIS "

1つの作品を制作するのに2〜3ヶ月はかかるという彼らの作品の中から、ミニマルなグラフィックながら、ダイナミックに展開してゆく「METROPOLIS」を紹介したい。SNSではオモシロ映像をはじめ様々な作品がシェアされているけど、やはり一流のクリエイターが制作する渾身の映像は、訴える力の量が違うなぁと思うのです。

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