マン島TT公式ウェブが、7日午後に開催されたスーパーバイククラスの結果を報じています。優勝したのは、ニュージーランドのブルース・アンスティ(ホンダ/バルボリン・レーシング・バイ・パジェッツ・モト)。この勝利は彼にとって10度目のTT制覇ですが、スーパーバイクでの優勝はキャリア初となります。

画像: 中央が優勝のB.アンスティ。左は3位のジェームス・ヒリアー(カワサキ)。右は2位のイアン・ハッチンソン(カワサキ)。この握手の仕方は、マン島TTのウィナーサークルではおなじみの光景ですね。 www.iomtt.com

中央が優勝のB.アンスティ。左は3位のジェームス・ヒリアー(カワサキ)。右は2位のイアン・ハッチンソン(カワサキ)。この握手の仕方は、マン島TTのウィナーサークルではおなじみの光景ですね。

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話題?のM.ダンロップはリタイアに終わる。

レース序盤をリードしたのは、予選最速のハッチンソンでしたが、アンスティはラップごとにペースを上げて追撃。5秒以上の差をつけて真っ先にチェッカーを受け、総合タイムでハッチンソンに約10秒差をつけて勝利しました(平均時速は128.749mph・約207.201km/h)。

本番直前でヤマハR1から、BMW S1000RRにスイッチしてパドックの話題を独占したマイケル・ダンロップは、最終ラップでクラッシュアウト。その結果、3位にはヒリアーが滑り込み表彰台最後のポジションを獲得。M.ダンロップのクラッシュによる赤旗中断の影響で、最終ラップを走り切れたのは4位以下、ジョン・マクギネス(ホンダ)、ウイリアム・ダンロップ(BMW)、マイケル・ラッター(BMW)のみでした。なおM.ダンロップの怪我は軽いものらしいので、ひと安心ですね。

画像: 昨年度のTTで、マン島の絶対レコードラップ(132.298 mph・約212.913 km/h)を記録した"最速男"のアンスティ。今年もそのポテンシャルを遺憾なく発揮しました。 images.cyclenews.com

昨年度のTTで、マン島の絶対レコードラップ(132.298 mph・約212.913 km/h)を記録した"最速男"のアンスティ。今年もそのポテンシャルを遺憾なく発揮しました。

images.cyclenews.com

1969年8月生まれのアンスティは、フツーのロードレースではとっくに引退が当たり前の45歳。マン島TTのような公道レース=リアルロードレーシングでは、若さや勢いよりも"経験"が何より大事、ということを、アンスティの勝利は雄弁に物語るものですね。残りのレースではどんなドラマがあるのか、マン島から目が離せないですね!

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