こんにちは!今日も新しいバイク用語おしえていただきましょう!さっそく今日のおしえてワードはこちら!
モノコック
「モノコック」は「モノコック構造」といって車の構造のことをいうようですね。ちなみに車の構造にはもうひとつ「フレーム構造」というものもあるそうです。一体違いはなんなのでしょう?詳しくおしえていただきましょう!
おしえて♩ロレンス編集長〜!?
正しいお答え: from ロレンス編集長
はい、お答えします。
「モノコック」とはWikipediaによると “ギリシャ語で「ひとつの…」という意味の接頭語"mono"と、フランス語で「貝殻」という意味の語"coque"を組み合わせた合成語” のようです。日本語で表すと応力外皮構造とも言うようです。なんのことやら、というカンジですね。ほとんどのバイクはざっくりと、ステアリングを含めたフロントタイヤ部分、スイングアームを含めたリアタイヤ部分、そしてその間にエンジンがはさまっている構造になっています。これらをつないでいるのがフレームということになります。
フレームの構造は様々な種類がありますが、だいたい丸パイプか角形パイプで構成されています。この頃のスーパースポーツなどは、ツインスパーフレームといって、だいぶ複雑な形状となっていますが、フレーム構造の一種です。これに対してモノコックフレームとは、パイプなどを使用したフレーム構造を持たず、車体自体がフレームとなっている構造のものを指します。
これは、ドゥカティのフラッグシップモデル・パニガーレのモノコックフレームです。エンジンを挟み込むようなパイプ状のフレームはありません。エンジンと一体になったような構造をしていますね。このモノコックフレームはそれ自体がエアクリーナーの機能をもち、内部にはインジェクターといったスロットル系も組み込まれています。とても複雑で高度な設計になっているのが、見ただけでもわかりますね。
モノコックは一般的にフレーム構造をもたないことから、軽量化が可能となります。自動車ではボディ全体で車体を支える、モノコック構造が一般的となっていますが、自動車のようにいわゆるボディを持たないバイクでは、モノコックにするメリットが自動車ほどないようです。ですので、これからもフレーム構造のバイクが、主流であり続けるのではと思います。