人間と恐竜それぞれの呼吸システム
「大きく息をすってー‥吐いてー‥」
人間というものは、運動する時、声を良く出せるように歌う時、ヨガをやる時などには特に、
腹式呼吸をします。
ただ平凡に生きていくにはやらなくても生きていけますが、義務教育で音楽の授業で教えられたりするので、
皆さんも、一回でもやったことある方がほとんどでしょう。
どんなんだっけ…?
という方にやり方を!
1、
まずは肺の中の空気を吐き出します。
2、
背筋を伸ばして鼻から4秒ほど時間をかけて息を吸い込みます。
おへその下に空気を貯めていくようイメージしてください。
3、
8秒ほど時間をかけて、口からゆっくり息を吐き出します。
お腹をへこませ、全てを吐ききるつもりで。
ポイントは、体の中の悪いモノを全て出しきり、
良いモノを取り入れるというイメージをする事です。
仰向けに寝転びながらやってもいいでしょう。
それは、息を吐ききらないと新しい空気が肺に十分入っていかないからやるのです。
それが人間です。
効果は、ストレス軽減、内蔵の血行や新陳代謝が良くなる、声量が増す‥
など。。
いきなり呼吸について話しましたが‥
それを意識してわざわざやらないといけない(いけなくはないですが)、
なんで人間とはそう効率悪いんだ‥
そもそもなんだその呼吸システムは‥
人間というかほにゅうるいがです。
ポンプ式ならわざわざ腹式呼吸をする必要ないのに‥
と、思いませんか?!
鳥類型の恐竜(鳥類)の素晴らしいと思うことの1つが、ほにゅうるいとは違う呼吸システム!
一部の恐竜には「気嚢」(キノウと読みます)と呼ばれる呼吸器官があります。
気嚢がポンプの役割をはたし、空気は一定方向に安定して流れる事により、肺にある全ての空気が交換されます。
この気嚢を獲得した事で、恐竜は高い運動能力を獲得する事にもなります。
気嚢が骨の中に入り込む事で、中空の含気骨となり
骨格自体の軽量化にも貢献しているという
なんとまぁ素晴らしい!
としかいいようがないからだの仕組みになってます。
まとめ
人間は、肺の中で折り返す事になるので多少古い空気がたまるのに対し
一部の恐竜(鳥類)は気嚢があるので、肺に一定方向に空気が流れ常に新しい空気が入るのです。
さて、そろそろ特に恐竜に興味がない方も、恐竜を尊敬し始めたのではないでしょうか。
それではまた来週!