過去のロレンスの記事でも、何度かモーターサイクルが登場するミュージックPVを紹介していますけど、ロックなどの音楽とモーターサイクルカルチャーは親和性が高く、切っても切れない関係なのかもしれませんね。*個人の感想です。
日本が空前のモーターサイクルブームにわいていた1980年代、音楽業界で流行ったのが「ヘビーメタル」でした。ヘビーメタルというジャンルの定義については諸説ありますが、手っ取り早く理解したい場合、このバンドみたいなのがヘビーメタル、と考えれば良いと思います。 *個人の感想です。
メタルゴッドの呼び名は、オリジンに対する敬意のあらわれ
1969年デビューの英国のバンド、ジューダスプリーストは、1970年代からヘビーメタル路線を歩んで大成功をおさめます。途中の10年間ほどメインメンバーのロブ・ハルフォードが抜けたりしてますが、未だ熱烈なファンに支持され活動を続ける息の長いバンドです。
レコードジャケットには、あの名車が登場!?
最近はやっているのか定かじゃないのですが、ジューダスプリーストのライブといえば、ロブさんがハーレーダビッドソンに跨って登場するのが恒例行事となっていました。
ところでメタルの名盤、彼らの代表作のひとつ、にあげられるアルバム「ペインキラー」には、なんだかおどろおどろしいモーターサイクルがジャケットに描かれています。前後のホイールが回転ノコギリになっていて、ボディーワークはドラドン! こんなモーターサイクルに轢かれたら、とてもイヤですね・・・?
エンジン部に目をやると、Vツインエンジンらしきものが・・・はいはい、ハーレーダビッドソンね・・・と思いきや、独特のアールを描くエキゾーストパイプ・・・特徴的なプッシュロッドのレイアウト・・・。こ・・・これは、1950年代から1960年代末までの約20年間、世界最速のスーパーバイクとしてその名声を世界に轟かせた名機、ビンセント・ブラックシャドウではないですか!
なにゆえにブラックシャドウをモチーフにしたモーターサイクルを、ペインキラーのジャケットに描いたのかは不明ですが、いつの日にかロブさんには、このモーターサイクルでステージ登場をやってもらいたいです(笑)。まぁ名車ブラックシャドウのホンモノを、このジャケットのようにカスタムした例を見たら、世の中のすべてのビンセントファンは発狂して死んでしまうと思いますが・・・? *個人の感想です。
こちらのビデオはアルバム表題曲、ペインキラーのPVです。残念ながらモーターサイクルは登場しませんが、ロブさんのハイトーンボイスと、ツインギターのメタル様式美ソロが楽しめる作品です。
なおyoutubeなどの動画サイトによく上がっている「歌ってみた」系動画は、大体見て時間を損したと思うクダラナイものばかりですが(*個人の感想です)、「ペインキラー」をシロウトが歌った動画は結構ヘタクソ爆笑系が多いので、個人的に好きだったりします(笑)。