ゴールデンウィークだが、実は仕事に追われている哀しい男。 それが私だ。
そんな私を慰めてくれるはずの相棒、Bose®のノイズキャンセリングヘッドホン QuietComfort15®が最近極めて調子が悪い。 このままでは仕事の効率が落ちる一方だ。そこで、昨日あたりから新しい相棒探しを始めた。
オフィスに通う必要がない私は、仕事をする環境を自分自身で創造できる。モニター代わりの大型テレビに旬な映画や、大好きなスポーツカーの映像などを流しながら、仕事をするのはそれほど悪くはない。
しかし、以前に私の部屋を訪れた友人から「部屋の外に音が漏れているぞ」と忠告を受けたため、ヘッドホンを愛用するようになったのである。最初はイヤホンを使っていたのだが、やはり耳を覆うイヤーカップタイプのほうが音がいいということで、ヘッドホンに切り替えた。それに、イヤホンは外出時に持参するにはなにかと絡まって使いづらい。ヘッドホンは大きくて邪魔ではあるが、バッグに引っ掛けたり、首にかけて歩けるのでかえってポータブルだと思った。
というわけで急遽相棒探しを始めた私が、どんな最新機種の比較検討をしたのかをご紹介したい。
以下は私が候補として考えた、コストパフォーマンスと私の用途に即した優れもののヘッドフォンだ。
Bose® QuietComort®25
まず考えたのが、同じBoseのQuietComfortの後継機だ。
QuietComfortシリーズのノイズキャンセリング機能を初めて試したときは感動したものだ。
ノイズキャンセリングとは、簡単に言えば、周囲の騒音と逆位相の音波を発生させることで(音の波形が逆になることで互いに打ち消しあう)騒音を聞こえなくするという技術だ。人の話すような声や最低限の生活音は聞こえるような設計になっている。
音楽を聴くにも他の雑音が聞こえないのでピュアに楽しめるし、ただつけているだけで、誰もいない禅寺で瞑想しているかのような、深い静寂を得ることができる。飛行機や新幹線などの騒音に耐えながらの移動中には、非常にありがたい存在だ。(実はジェットラグ=時差ぼけとは、飛行中の騒音で、寝ていても熟睡できないための寝不足が原因と言われている。ノイズキャンセリングヘッドホンはその防止になるとして重宝されるのだ)
さらに、私が有しているQuietComfort15と違って、通話機能もついているので、電話の着信に気づかないという失態を起こさなくて済む。これは故障でなくても買い換えるためのモチベーションにはなる。クライアントからの電話はなんとしても出なければならない、それも着信した瞬間にだ。
しかも、このモデルのデザインは秀逸だ。
私はMAKI-Eのさりげない派手さが気に入った。
Bose QuietComfort 25 (QC25) - JAPAN CONCEPT MODELは、日本独自の漆工芸“蒔絵”に着想し、その世界観を表現した“MAKI-E”モデルと、書画に用いられる“墨”をイメージした“SUMI”モデルの2機種をラインアップ。ボーズのベストパフォーマンスを提供するノイズキャンセリング・ヘッドホンの日本限定、数量限定のプレミアムモデルです。
Bose® SoundLink® on-ear Bluetooth® headphones
これもBoseなのだが、ノイズキャンセリングがついていない。その代わり、余計なケーブルもついていない。つまり、ワイヤレスなのだ。
Bluetoothで、約10メートルくらい音源から離れても音楽を聴き続けることができるのはよい。さほど広くない私の部屋でも、通常のヘッドホンのケーブルの長さよりは尺がある。
もちろん通話も可能で、ノイズキャセリングを選ぶか、ワイヤレスを選ぶかという選択になる。デザインはBoseの標準からすると、やや玩具ぽいか。
Beats by Dr. Dre Solo2
最後に紹介するのは、Appleが買収したBeats by Dr.DreのSolo2 Wireless。
その他の通り、Bluetoothによるワイヤレスヘッドホンだ。
基本的にはBose SoundLinkと変わらない。ワイヤレスであり通話もできるが、ノイズキャンセリングはついていない。
ノイズキャンセリングがついてワイヤレスというヘッドホンを探してみたが、あることはあるが予算を超えていたか、デザインが気に入らなかった。
Solo2 Wirelessがいいのは、そのコンパクトさと、Beatsが持つキャッチーさ、だろう。新興ブランドならではの若者受けする洒落たムードが一番の強みだろう。
そして私の結論は・・・・。
結局私が何を買ったのか。
それは、 Solo2 Wirelessだ。
なぜか?
実は最近、若い女の子がBeatsを好んでいるという話を聞いたからだ。多くの女の子たちがヘッドホンを首にかけ街を闊歩していて、その多くがBeatsを選んでいるという。ヘッドホン女子なる言葉まで生まれているらしい。
ならばそのトレンドに迎合しようではないか、そんな軽い理由でBeatsを選んだ。男のモノ選びなんて、その程度のものだと言うなかれ。どれを選んでも十分に満足出来る性能だった。だったら女子ウケを狙うのが、私の本分だ。開き直っているわけではなく、モテたいという願望をいくつになっても捨てていないことを、どうか褒めて欲しい。
次回は、 F香のダイエット話の続きを書こうと思う。
彼女から、始めた話を最後まで続けないのはよくないことだと、やや怒りのメッセージをもらったからだ。それも2度も。
彼女の怒りを笑ってやり過ごせるほど、私は強くない。