こんにちは!ゴールデンウィークあっという間に終わっちゃいましたね。。連休中ツーリングしているバイク乗りをたくさん見かけました♩中には10人くらいの団体様もいて、みていて楽しそうでした♩
というわけで今日もさっそく参りましょう!本日の教えてワードはこちら。
ファインチューン
ファインチューン♩
響きがなんか可愛いっ!
「ファインチューン」とは「ファインチューニング」のことで、ざっくりいうと細かいパーツを微調整、セッティングで改善し、性能を上げることのようです。
人間でいうエステみたなものですかね♩
バイクもより美しく、健康にいるためのメンテナンスが必要なんですね!
バイクのファインチューンは一般的にどのくらいの頻度で行うのでしょう?編集長の愛車のエステ状況も気になるところです♩
というわけで「ファインチューン」についてくわしく説明していただきましょう!
教えてロレンス編集長〜♡
正しいお答え: from ロレンス編集長
はい、お答えします。
「ファインチューニング」とは一言でいうと微調整ということになるでしょうか。先日、鎌倉で開催されたアパレルブランドのデウス・エクス・マキナ主催のカスタムバイクショー「BIKE BUILD OFF 2015」では、オリジナリティに溢れる80台以上ものカスタムバイクが来場者の目を楽しませていました。仮にカスタムバイクがバイクの外見を大きく変えることで、そのベースとなったオリジナルのマシンと違う価値を与える活動だとしたら、ファインチューンとはマシンが元々持っている機能を「微調整」することにより、本来の性能を可能な限り引き出す活動だと言えます。
バイクはエンジンはもちろんのこと、フレームやサスペンション、ホイールとタイヤなど高度な工業製品が集合して1台のバイクを形作っています。現代のバイクは企業のあくなき品質の向上により、昔に較べるといわゆる当たり外れといった、品質の差異はほとんどないレベルまで引き上げられていますが、工業製品であるバイクには工作精度のムラというのが多かれ少なかれあったのです。この工作精度のムラを修正して微調整することがファインチューンとなります。
たとえば代表的な例で言えば、クランクのバランス取りというファインチューンがあります。エンジンのパーツで最も大きくて重い部品であるクランクは、多気筒のエンジンであれば重りのようなパーツが、いくつも並んで高速回転することになります。このクランクの一つひとつは厳密な意味で同じ重量ではないことがしばしばあります。そのためこのクランクを微細な単位までバランスをとることで、エンジンの回転をよりスムーズにして、本来の性能を極限まで高めることができるのです。
このように、見た目に分かりやすいパーツの変更ではなく、元々持っている機能を高めるという意味で、いわゆるカスタムとは違い地味な活動ではありますが、バイクにとってはとても大切なことではないでしょうか。ファインチューンとまではいかなくとも、バイクは走らせられることが大事ですので、日頃の地味なメンテナンスが大切なのは言うまでもありません。