アメリカ・アラバマで独自のモーターサイクルを作るMotusが、同社のFacebookページで最新の過給器(スーパーチャージャー)付きモデルを紹介しています。
ユニークな視点で作られたアメリカンモーターサイクル
2011年のデイトナバイクウィークで公表されたMotusのV4モデルは、この手の少量生産車にありがちな超弩級高額スーパースポーツや、超弩級カスタム風クルーザーではなく、スポーツツアラーとして作り上げられているのが特徴といえるでしょう。また2014年型の市販車は3万ドル〜という価格で、この手のモデルにありがちな「目玉の飛び出るような」設定ではありませんでした。
Motusの1.6リッターV4エンジンは、シボレーのスモールブロックV8の技術をベースにKatech社が開発。シャシーと変速機は、米自動車産業と深く関わるプラット&ミラー社が担当しています。デトロイトエリアの自動車産業の力を、モーターサイクル造りに活かしたのが、Motusの特徴といえるでしょう。
アメリカンマッスルバイク路線?
こちらの動画は米ボンネビル塩湖での速度記録挑戦を収録したムービーです。スポーツツアラーの分野にはBMWやホンダなどの強力なライバルがいますが、アメリカ唯一の存在として今後の発展を期待したいです。
さて、冒頭で紹介した過給器付きモデルですが、先日米で開催された「ハンドビルドモーターサイクルショー」にも登場し話題になりました。市販されると同社初のネイキッドかつ過給器付きモデルということになりますが、さてどうなるのか・・・続報を楽しみに待ちたいです。
Brian Case running his mean supercharged MSTR custom at #handbuiltshow.....not sure he was supposed to be firing it up.
Posted by Motus Motorcycles on 2015年4月10日