東本昌平、と聞けば、目の中に炎を灯すバイク乗りは多いはず。
東本昌平(はるもとしょうへい)先生は、バイク漫画の金字塔の一つ『キリン』の作者であると同時に、バイクのイラストを描かせたら右に出るものがいないだろうほどの漫画家です。

その東本昌平先生がプロデュースしたバイク雑誌、それが『RIDE』(モーターマガジン社)です。

画像: バイク業界を救った試みの一つ:クールなバイク雑誌「RIDE」

実写と間違えてしまうほど精密な筆致で描かれたバイクたちは、見ているだけでうっとりするほど。東本先生書き下ろしの小編漫画と、都度独自の切り口で編集されたバイクの専門記事は読みでたっぷりです。

バイクにくわしくない方だと、若干ハードルは高いですが、若い頃はバイクによく乗っていたけれど、大人になってからは忙しさにかまけてバイクを手放してしまった大人たち、あるいは車に転向したり、電車などの交通機関の便利さに、バイクへの情熱を失ってしまった大人たちが、この「RIDE」の美しいイラストに惹かれて書店で手に取ったという話はよく聞きます。そして、そのうちの多くが、そのままリターンライダーとして再デビューしてしまったという話もよく聞くのです。


乗り続ける、ただそれだけのことで自分の中の青春に再び火をつける。自分なりに青春におとしまえをつけたいと思っていた中年層の気持ちを、確かにこの「RIDE」はつかんだのです。

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