2018年1月、なんと17年ぶりにフルモデルチェンジをはたしたゴールドウイング。5代目時に派生モデルとして登場したF6Bのバガースタイルをゴールドウイング、これまでの豪華仕様をゴールドウイングツアーとして発売した。
ホンダの最大排気量車として燦然と輝く「GOLDWING」。日本の歴史に大型スポーツツアラーという新しいジャンルを築き、発売開始から40年以上という長い歴史を持つバイクである。
この連載では、アスリートのように鍛え上げられ、力強くシャープな「GOLDWING」の生い立ちから現在までを紹介していく。
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6代目 GOLDWING Tour(2018)
17年ぶりのフルモデルチェンジで、若々しく一新された新型ゴールドウイング。プラットフォームも水平対向6気筒エンジンも大刷新されたが、注目は独自に開発したダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンションだ。
このサスは衝撃を吸収するクッション機能と転舵を受け持つフォークホルダーを分担させることで、摺動抵抗が減り路面からハンドルに伝わるショックを30%低減。ハンドル操作するフォーク部の慣性マスを40%以上低減し、走行時のハンドリングを軽快にしている。
さらにヒルスタートアシストやクルーズコントロールを搭載し、プリロードやスクリーン調整も電動化。フルカラー7インチ画面のインフォテインメントシステムのほか、量産二輪車初となるアップル・カープレイの導入、スマートキーでラゲッジケースの開閉ができるなどハイテクが満載だ。