"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介!今回は2008年(第31回大会)FIM 世界耐久選手権シリーズ第3戦 "コカ·コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレースに勝利した、ホンダCBR1000RRWです。

コンパクトなフォルム、小型軽量化された新開発エンジン、俊敏で軽快なハンドリングを実現した車体構成など、ベース車輌のCBR1000RRはフルモデルチェンジされた。そして清成龍一とカルロス・チェカにより、214周を走破しての優勝となった。

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2008年型CBR1000RRはフレームとエンジンを新設計するニューモデルとなりました。そのレース仕様車の特徴はMotoGPでは当時すっかり当たり前となっていた装備である、トラクションコントロールを取り入れていることでした。かつてはおそろしく高価なシステムでしたが、ホンダは独自技術でこれをコストダウンさせ、プロダクションレースのユーザーに提供することを可能にしたのです。

2008年の鈴鹿8耐は、Formula EWCという新しいクラスが新たに導入されました。

「Formula EWC」は、今年より新たに導入されたレギュレーションで、従来のスーパープロダクション(SPP)をジャパン・スーパーバイク(JSB)レギュレーションに限りなく近づけた新しいカテゴリーです。今大会では、Formula EWCとスーパーストック(SST)の2カテゴリーで戦われ、一部のチームを除いたほとんどがFormula EWC枠での出場となるため、激戦が予想されます。

引用文の記述とおり、決勝は有力チーム間で激しいバトルが展開されましたが、ホンダのエースナンバー「11」をつけた清成龍一/カルロス・チェカ組が新型CBR1000RRWの鈴鹿8耐初勝利を達成しています。