車好きなら一生に一度は乗っておきたい、その選択肢としてふさわしいクルマといえば”スカイライン”。多くの伝説を生み出し続け、今年生誕60周年を迎える名車の記憶を深掘り!第5回目は5代目(C210系)に迫ります。

「日本が生んだ日本の名車~ SKYLINE JAPAN」

(ホリデーオート©モーターマガジン社)

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「日本が生んだ日本の名車~SKYLINEJAPAN」というキャッチコピーとともにデビュー、「ジャパン」の愛称で親しまれた。デビュー当初はL16型1.6ℓ直4、L18S型1.8ℓ直4(2種類)、2ℓのGTはL20S(115ps)とL20E(130ps)がラインアップされた。最大のトピックはモデルライフ途中の1980年に追加されたL20E-T型2ℓターボ搭載車。セドリック/グロリアに先行搭載されていた2ℓ直6ターボエンジンを搭載し、最高出力145psを誇った。排出ガス規制以降、いまひとつ元気のなかったスカイラインの走りが蘇った。また同年には、スカイライン初となる2.8ℓディーゼルLD28型搭載車や、2ℓ4気筒のZ20E型を搭載した「2000TI」が追加されている。

スカイラインに初めてターボエンジン搭載車や2ℓ4気筒がラインアップされた5代目。カタログに、「大人のGT」「知性あるGT」「ロマンあるGT」という言葉が散りばめられ、落ち着いた3代目スカイライン『ハコスカ』のイメージを彷彿させるモデルでした。

ターボエンジンを搭載した事により省燃費と高性能を両立させ、人気の1台となりました。

また、当時パトカーとしても使用されており、現存する最古のパトカーとして、宮城県登米市にある警察資料館に展示されています。