今シーズン、フランコ・モルビデリとアレックス・マルケスのコンビでMoto2を戦うMARC VDSチームが、面白いムービーを公開しています。彼らの使うカレックスMoto2マシンの組み立ての様子を、約2分半の動画に収録したものです。
最新レーシングマシンの細部がよくわかるレア映像です
こちらの車両はモルビデリ用で、作業を担当するのは、チームのメカニックのスチュアート・ミラーさんとマルク・カネラスさん。そしてデータ・エンジニアのアンドレア・カントさんが作業をアシストしています。それぞれの名前からわかるように世界から優秀な人材を集めた「多国籍軍」が、近代レースチームの常態なのですね。
カレックス一強時代は続くのでしょうかね?
2010年からスタートしたMoto2ですが、当初は10以上のコンストラクターがシャシーを供給していましたが、今はカレックス、スピードアップ、テック3、そしてスッターくらいになってしまいました。そのなかで最も人気なのはカレックスで、7月末の現ランキング10位中9台がカレックスが独占。参加台数も圧倒的に多く、ホンダ600cc4気筒を搭載するカレックスのワンメイクレースっぽくなっています。
まさに「カレックスにあらずはMoto2にあらず」と言わんばかりのカレックス人気ですが、他のコンストラクターにも打倒カレックスを目標に頑張ってほしいです。どんなモータースポーツにも言えることですけど、一強時代は興醒めな時代・・・と思われがちですからね。