世界スーパーバイク選手権(SBK)・第3戦アラゴン(スペイン)で、金曜日に登場したドゥカティ・ファクトリー車のエキゾーストに改良が施されていたことに気づきましたか?

アシンメトリー、と書いてありますが・・・。

ドゥカティSBKプロジェクトのディレクターによるエルネスト・マリネッリによると、このエキゾーストは欧州ラウンド開幕に合わせて用意したとのことです。ファクトリーの1199パニガーレRに採用されたのは非対称型のエキゾースト。普通、菅長の長さを等長に作るところのエキゾーストを、この場合等長に作っているのかどうかはわかりませんが、テストで結果が良かったので採用しているとのことです。

この写真を見る限り、2気筒のエキゾーストの管長は等長ではなさそうですね・・・。後輪とシートの間に、アクラポビッチ製のサイレンサーがおさまるレイアウトです。そのサイレンサーの内部構造も左右で違うであろうことは、出口の形状からもうかがえます。

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ドゥカティ勢好調の一助を担っているのか? 答が出るのを待ちましょう。

ドゥカティ・ファクトリーのD.ジュリアーノの走り。さすがに企業秘密で、どのようなポジティブな結果があったのかは明らかにされてませんが、新型エキゾーストはアラゴンラウンドのドゥカティ勢の好調ぶりにも貢献しているのかもしれませんね。

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この新型エキゾーストの意図が明らかになるには、もうちょっと時間が必要みたいです。目下最強のカワサキファクトリーに、唯一対抗可能な勢力と目されるドゥカティ・ファクトリーの活躍に、期待しましょう!