愛車にどんなホイールが似合うのか、悩むことも多いハズ。そんな時は洋服と同じく「お手本」を参考にしてみよう。今回はレクサスオーナーにオススメしたい珠玉の1本を紹介。超超ジュラルミンの軽やかさは、走り味まで進化させる。写真:永元秀和(Motor Magazine)

完成度の高いスタイリングを、さらに魅力的に見せるデザインとは

画像: 5本クロススポークが特徴。前9.0J×21インチ +18(型番 RI077)、後10.0J×21インチ +18(型番RI079)を履く。

5本クロススポークが特徴。前9.0J×21インチ +18(型番 RI077)、後10.0J×21インチ +18(型番RI079)を履く。

国産の2ドアスポーツクーペとして、レクサスLCは文字どおり「稀有」な存在感を併せ持つ。プレミアムクラスならではのボリューム感や重厚感を漂わせながら、同時にダイナミックなパフォーマンスを華やかにアピール......そのバランスの取り方が、実に巧みだ。

とくに、複雑なRを組み合わせることでまとめられた流麗なボディラインには、素直に魅せられる。無駄なエッジやデコレーションは皆無。それでいてアーティスティックなデザインアクセントが随所に配され、特別感を演出する。

ここまで完成度の高いスタイリングを持つクルマに似合うホイールを探すのは、実はそうとう悩ましい。そもそもこのクラスの純正ホイールは、デザイン的なマッチングが「それ用」に最適化されているだけでなく、品質に関しても相応に高いものが与えられているからだ。下手なチョイスはスタイリングのまとまりを崩す上に、走りにも悪影響を及ぼしかねない。

画像: 細身のクロススポークは微妙なRをつけながら広がりを見せる。しなやかさと強靭さを感じさせるデザインだ。

細身のクロススポークは微妙なRをつけながら広がりを見せる。しなやかさと強靭さを感じさせるデザインだ。

そういう視点でベストマッチと言えるのが、今回装着されたBBSの銘品「RI D」だ。

LC500hが履く純正(前245/ 40R21、後275/35 R21)のミシュランパイロットスーパースポーツに組み替えたRI−Dは、すらりと長いクロススポークが非常に細身。だが、なだらかなRが力強い張り感を生むことで、軽やかさとがっしりとした剛性感を見た目でも両立させている。

圧倒的な軽さを生む超超ジュラルミン。フットワークが優しくなる。

画像: この車両は、レクサス相模原の試乗用。ホイールとクルマのマッチングを、実際に運転して確認できる。 ●取材協力:GR Garage MASTER ONE 東名川崎  www.toyota-mobility-kanagawa.jp

この車両は、レクサス相模原の試乗用。ホイールとクルマのマッチングを、実際に運転して確認できる。
●取材協力:GR Garage MASTER ONE 東名川崎 

www.toyota-mobility-kanagawa.jp

素材は、航空機用にも使われる超超ジュラルミン。アルミニウム合金素材としては、最高レベルの強度を持つとともに、圧倒的な軽さも実現する。スポークには精密な抉り処理が施され、さらに念入りな軽量化対策が施されていることがわかる。

このクルマを少しだけ街中で試乗することができたのだが、舗装の荒れた市街路でも 21インチの大径タイヤを履いているとは思えないほど、優しい乗り心地に変わっていることに驚かされた。

単にバネ下が軽い、というだけではない。BBSの鍛造技術が生み出す適度なしなやかさを実感させてくれる、進化ぶりだった。

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