熱気球って……競技なんてあるんだ!
熱気球といえば、ふわふわゆったり風まかせで空を漂う雰囲気を想像しますが、なんと競技化されてるんです。暖めると軽くなる空気の特性を利用して浮かせ、高度によっても変化する風にうまく乗って操る熱気球。もちろん舵はありません。
競技としての熱気球は、風の流れを読みながら行きたい方向へ調整しつつゴールを目指し、どれだけ正確な位置にたどり着けるかを競うというものなのですが、競技のルールを簡単にまとめてるとこうです。
- 競技種目のことを「タスク」と呼び、目的地への近さや飛行距離の長さなど、さまざまなタスクが存在する
- タスクはその時の天候や風向きで決定される
- 1回の飛行で1-5種類程度のタスクが設定され、操縦の正確さを競う
- 2-5日間で開かれる大会中に得たタスクの合計点で順位が決定される
そして、日本各地で開催される熱気球大会から5戦をシリーズ化し、チーム単位で転戦した総合得点から優勝チームを決定するのが熱気球ホンダグランプリで、各大会とは得点のつけ方が違います。
参加チームは1回ごとの競技の順位に”グランプリ・ポイント”が与えられ、その累積数によって熱気球ホンダグランプリとしてのチャンピオンが決定されます。競技ごとにライバルよりわずかでも良い成績を取ればポイントが高くなるため、競技結果がそのまま得点に反映される各大会の競技とは違った駆け引きも生まれているんだとか。
具体的なタスクについて興味がある方は、ホンダ公式サイトに掲載されているタスク説明ページを見てみてくださいね!
熱気球競技、アツイです
ホンダがスカイスポーツを応援するようになったのはなんと1989年から。「熱気球ホンダグランプリ」として本格的にスポンサードを開始したのも1993年からで、もう26年もやってるんですね!
ホンダはCMなどでもよく見かけるように「The Power of Dreams」を掲げる会社ですが、むかしむかしから人間の夢である「大空を飛ぶこと」に挑戦する熱気球競技を応援しているんですね。
テクノロジーだけじゃない、驚きや感動を与えてくれる気球……そこにあるのは夢、そしてロマン! といったところでしょうか。粋です。
色々ご説明しましたが、とにかく見ていて楽しいし、写真を撮っても絵になるし、お休みの日にお出かけするにはなかなかオススメなイベントなのです。
ホンダ公式サイトのギャラリーから過去大会の様子をちらっとご紹介するとこんなかんじ。
おしゃ〜〜!! お気に入りの気球を探すのも楽しそうです。
2019年のスケジュールは?
そんな「熱気球ホンダグランプリ」ですが、今年は5大会中2大会が終了しており、残すは後3大会となっています。
10月12-14日には岩手県一関市の一関水辺プラザ、10月31日-11月4日に佐賀県佐賀市の嘉瀬川河川敷にて順次開催され、ラストは11月22-24日に三重県鈴鹿市の鈴鹿川河川敷・鈴鹿サーキットにて行われます。
各イベントの詳細や、大会裏話、バルーンへの熱い想いなど、続きはホンダ公式サイトにてぜひチェックしてみてくださいね。