2019年6月29日に行われたF2オーストリアGPレース1。今季からF2に復帰した松下信治はタイヤマネージメントや相次ぐトラブルに悩まされながらも確実に成績を出してきました。そしてこのオーストリアGPでついにF2復帰後初の優勝を達成しました!!

勢いに乗るニック・デ・フリースがポールポジション獲得!

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予選セッション前半でまずタイムを出したのがランキングトップのニック・デ・フリース(ART GRAND PRIX)。さらにルカ・ギオット(UNI-VIRTUOSI RACING)やニコラス・ラティフィ(DAMS)などランキング上位の選手がトップに名を連ねます。

各車タイムを出しピットに戻る中、タイミングをずらしてタイムアタックを行なったのがアンソニー・ユベール(BWT ARDEN)。単独アタックでデ・フリースに0.076届かなかったものの2番手につけます。

その後各車ラストアタックに臨みデ・フリースが自身のタイムをさらに更新。このデ・フリースのタイムを誰も上回ることができずデ・フリースが今季2度目のポールポジションを獲得しました。2位にはユベール、3位にこちらも好調の周冠宇(UNI-VIRTUOSI RACING)が入り、松下は4番手で予選を終えています。

予選結果

1.ニック・デ・フリース(ART GRAND PRIX)
2.アンソニー・ユベール(BWT ARDEN)
3.周冠宇(UNI-VIRTUOSI RACING)
4.松下信治(Carlin)
5.ルカ・ギオット(UNI-VIRTUOSI RACING)
6.ニコラス・ラティフィ(DAMS)
7.ミック・シューマッハ(PREMA RACING)
8.ルイ・デレトラ(Carlin)
9.セルジオ・セッテ・カマラ(DAMS)
10.カラム・アイロット(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
11.ショーン・ゲラエル(PREMA RACING)
12.ニキータ・マゼピン(ART GRAND PRIX)
13.ファン・マヌエル・コレア(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
14.ジャック・エイトキン(CAMPOS RACING)
15.ジョーダン・キング(MP MOTORSPORT)
16.ジュリアーノ・アレジ(TRIDENT)
17.パトリシオ・オワード(MP MOTORSPORT)
18.アルジュン・マイニ(CAMPOS RACING)
19.ライアン・ティベター(TRIDENT)
20.タチアナ・カルデロン(BWT ARDEN)

松下が今季初優勝!自身初のレース1での優勝で大量ポイント獲得!

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レース直前のフォーメーションラップでミック・シューマッハ(PREMA RACING)がスタートできずピットレーンスタートとなります。

スタートでは順位が変わらなかったものの、3コーナーで周冠宇が膨らんだ隙を松下が逃さずオーバーテイクし3位に浮上。さらに松下は2周目の4コーナーでユベールをパスし2位に浮上。

スーパーソフトを履くドライバーは6周目にピットイン。松下もピットインしタイヤ交換を済ませコースに戻ります。ランキング2位に落ちデ・フリースの前でフィニッシュしたいラティフィでしたが、3コーナーでチームメイトのセルジオ・セッテ・カマラ(DAMS)に追突されスピン、順位を大きく落としてします。この一件でセッテ・カマラには5秒加算のペナルティが課されることになりました。

後続に差を広げ盤石の展開と思われていたデ・フリースでしたが、残り10周をきってから2位松下との距離が徐々に縮まっていきます。トップとの距離を詰めていく松下でしたが、後ろからスピードのあるギオットが迫ってくる展開に。

しかし松下は残り5周の1コーナーでデ・フリースをパス!ペースが上がらないデ・フリースはギオットにもパスされ3位に後退。ギオットとの差は1秒とぎりぎりDRS圏外という厳しい状況でしたが、松下はマネジメントしていたタイヤを使いギオットとの差を広げていく。

そしてチップチェッカーを受けたのは松下!F2通算5勝をマークしました。しかし過去レース1で優勝経験がない松下にとって特別な1勝となったでしょう。2位にはギオット、3位にデ・フリースをパスしたセッテ・カマラが入るも5秒加算で5位入賞となりました。最後ユベールにもパスされそうになったデ・フリースでしたがなんとか死守し3位表彰台を獲得しました。

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決勝結果

1.松下信治(Carlin)
2.ルカ・ギオット(UNI-VIRTUOSI RACING)
3.ニック・デ・フリース(ART GRAND PRIX)
4.アンソニー・ユベール(BWT ARDEN)
5.セルジオ・セッテ・カマラ(DAMS)
6.周冠宇(UNI-VIRTUOSI RACING)
7.ルイ・デレトラ(Carlin)
8.ジョーダン・キング(MP MOTORSPORT)
9.ニコラス・ラティフィ(DAMS)
10.ジャック・エイトキン(CAMPOS RACING)
11.ファン・マヌエル・コレア(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
12.ニキータ・マゼピン(ART GRAND PRIX)
13.ジュリアーノ・アレジ(TRIDENT)
14.カラム・アイロット(SAUBER JUNIOR TEAM BY CHAROUZ)
15.ライアン・ティベター(TRIDENT)
16.ショーン・ゲラエル(PREMA RACING)
17.タチアナ・カルデロン(BWT ARDEN)
18.ミック・シューマッハ(PREMA RACING)
19.パトリシオ・オワード(MP MOTORSPORT)
20.アルジュン・マイニ(CAMPOS RACING)

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