バラードスポーツCR-Xとホンダをこよなく愛するカメラマン伊藤嘉啓氏の愛車CR-Xのオドメーターはなんと70万kmを越えている。これまで一体どこへ向かったのか、なぜそこまでCR-Xを愛するのか、そして今後の走行距離は何万kmに到達するのか…この連載を通してCR-Xの魅力とともに徐々に紐解いていく。今回もレトロカーがたっぷり。(文:伊藤嘉啓/デジタル編集:A Little Honda編集部)

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80年代のクルマ大集合!『ネオクラシックカー座談会』

ちょっと前になるけど、4月後半からゴールデンウィークにかけては、エアコンが装着されていないCR-Xにとっちゃ、暑くも寒くもないちょうどいい季節なんだ。とくに今年は10連休で、クルマで遠出をした人たちも多いんじゃないかな。

ボクも例年、こどもの日の5日には岩手までイベントに行ってたりするんだ。このゴールデンウィーク期間、昼間の高速道路は渋滞してたり流れが遅かったりするので、夜中から明け方にかけて移動する。

ルートは、連休のお陰で、物流の大型トラックも少ない国道4号線をチョイス。学生時代にホンダZで走った頃とは大違いで、二車線のバイパス区間は多いし、交通量は極めて少ないからストレスなく走っていけるんだ。

周りにクルマが沢山走ってると、何かと気を遣って疲れちゃうから個人的には夜間に走るのが好きなんだよね。道中にはコンビニや道の駅もあるからトイレに困ることもないし、ホント、昔に比べると一般道での長距離ドライブは快適になってきたなぁって思う。こうやって年に数回、東京から往復1000kmあまりを走ってるからオドメーターの数字が進んじゃうんだな、これが。

岩手のイベントは、80年代のクルマをメインとした『ネオクラシックカー座談会』っていう、一風変わったタイトル。実は、ホンダのクルマは極めて少ない。今年は、ボクのCR-Xとシティカブリオレ、それにモトコンポ。ちょっと寂しい。

爽やかなブルーのシティカブリオレは迫力のフルエアロを纏っているし、ACクレージュのホイールが当時っぽい雰囲気を見事に引き出してる。

画像1: 80年代のクルマ大集合!『ネオクラシックカー座談会』

あの頃ミラとかファミリアなんかには、このホイール履かせてるのが結構いたんだよね。シティはこういったカスタムがよく似合うんだけど、素のままでも魅力があったりするのが凄いところだ。

シティといえば、以前に書いた『昭和のくるま大集合』にも数台が参加してたんだ。こちらのシティたちは、見事にノーマルルック。ブルーのドアミラー仕様車と、角が生えたようにみえるフェンダーミラー仕様のシルバーが1台づつ、さらに白いカブリオレとシティターボⅡの計4台。

空冷インタークーラーを装備して、見た目もブリスターフェンダーで武装した、通称ブルドッグと呼ばれるターボⅡ。その足元にはプレリュード用純正オプションのマグネシウムホイールが履かされてる。

画像2: 80年代のクルマ大集合!『ネオクラシックカー座談会』

さらに、来場者の駐車場には初期型と最終型が並んで駐まっていた。フロントグリルの違いで大きく印象が変わるけど、シティらしさはまったく失われてないところが素敵だね。

画像3: 80年代のクルマ大集合!『ネオクラシックカー座談会』

モトコンポは、シティのラゲッジルームにピッタリ納まるバイクで、当時は話題になったんだけど売れ行き自体はイマイチだったみたい。シティのモデル末期にはオマケで付いてきた……なんて話もあったらしい。そんなモトコンポも今じゃ人気があって高値で取り引きされるんだから、世の中は面白いよね。

画像4: 80年代のクルマ大集合!『ネオクラシックカー座談会』

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