2019年6月16日に行われたMoto3第7戦カタルーニャGP。2018年シーズンのランキング上位4名がMoto2へステップアップしたことにより、今年のチャンピオン争いは激戦。6戦中6人のウィナーが誕生し毎戦混戦のレースが行われています。今シーズン初の2勝目を挙げるライダーが現れるのでしょうか?

G.ロドリゴがポールポジションを獲得!怪我から復帰した小椋藍が予選2位に食い込む!

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今シーズン好調の日本人ライダーですが、今回は全員がQ1から予選に臨むことになりました。Q1では好調の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がトップタイムでQ2進出を決めました。2位にはアンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)、3位にアルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team)、4位に怪我から復帰した小椋藍(Honda Team Asia)が入りました。

真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)は単独でタイムを出せていましたが惜しくも5位でQ2進出とはなりませんでした。前戦に引き続きワイルドカード参戦の山中琉聖が7位、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)は9位、鳥羽海渡(Honda Team Asia)は13位に終わっています。

Q2で好調な仕上がりを見せたのが去年のカタルニアで表彰台を獲得したガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)。Q2前半にトップタイムを記録します。Q2序盤、ワイルドカード参戦のカルロス・タターイ(Fundacion Andreas Perez 77)が転倒した所にニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が突っ込むアクシデントが発生。アントネッリは再びコースに復帰します。

各車ピットインし最終のアタックに臨む中、トップタイムを記録しているロドリゴはコースインするタイミングがわずかに遅れラストアタック前にチェッカーが振られてしまいます。

そんな中先ほど接触転倒したアントネッリが5コーナーで再び転倒しロレンソ・ダラポルタ(Leopard Racing)を巻き込み転倒してしまいます。アントネッリはQ2中に2度の転倒となってしまいました。

各ライダータイムを更新していきますがロドリゴのタイムを上回るライダーが現れずセッション終了。タイム更新できなかったロドリゴでしたが見事ポールポジションを獲得しました。2位には前戦欠場した小椋が2位に入り、3位にトニー・アルボリーノ(Snipers Team)が入りました。鈴木はしっかり4位を獲得し、セカンドローから表彰台を狙います。

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予選結果

1.ガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)
2.小椋藍(Honda Team Asia)
3.トニー・アルボリーノ(Snipers Team)
4.鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)
5.アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)
6.アルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team)
7.アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)
8.ジャウメ・マシア(Bester Capital Dubai)
9.ロレンソ・ダラポルタ(Leopard Racing)
10.ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)
11.アンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)
12.マクロス・ラミレス(Leopard Racing)
13.セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)
14.マカー・ユルチェンコ(BOE Skull Rider Mugen Race)
15.ラウル・フェルナンデス(Sama Qatar Angel Nieto Team)
16.ダリン・ビンダー(CIP Green Power)
17.ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)
18.カルロス・タターイ(Fundacion Andreas Perez 77)
19.真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)
20.ジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)
21.山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)
22.ロマーノ・フェナティ(Snipers Team)
23.佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)
24.デニス・フォッジア(SKY Racing Team VR46)
25.セレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)
26.ヤコブ・コンフェイル(Redox PruestelGP)
27.鳥羽海渡(Honda Team Asia)
28.リカルド・ロッシ(Kommerling Gresini Moto3)
29.ヴィセンテ・ペレス(Reale Avintia Arizona 77)
30.フィリプ・サラック(Redox PruestelGP)
31.トム・ブース=アモス(CIP Green Power)

M.ラミレスが地元で初優勝!鳥羽は悔しい最終ラップで転倒

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スタートではロドリゴ、小椋が出遅れ、カネット、トニー・アルボリーノ(Snipers Team)が先頭に。オープニングラップに4番手につけていた鈴木が10コーナーで転倒。そんな中ロレンソ・ダラポルタ(Leopard Racing)がトップにたち先頭集団を引っ張ります。

しかし3周目の最終コーナーでトップのダラポルタがスローダウン。トラブルにより痛いノーポイントとなってしました。

残り17周のというところで4コーナーで多重クラッシュ発生。コントロールを失ったジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)がヴィセンテ・ペレス(Reale Avintia Arizona 77)、アルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team)、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)、フィリプ・サラック(Redox PruestelGP)、ラウル・フェルナンデス(Sama Qatar Angel Nieto Team)を巻き込みクラッシュ。一気に6台が消える波乱の展開に。

翌周にはアンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)が4コーナーで転倒と転倒者が続出る展開となります。

さらに残り12周の1コーナーでジャンプアップしトップ争いを行なっていたジャウメ・マシア(Bester Capital Dubai)がダリン・ビンダー(CIP Green Power)と接触し転倒、残り2周にはそのビンダーが10コーナーでロドリゴに追突され転倒してしまいます。

そんな中トップに躍り出たのが後方からのスタートとなった鳥羽海渡(Honda Team Asia)。トップをキープしたままファイナルラップに入った鳥羽でしたが、10コーナーの進入でまさかのスリップダウン!2位カネットのイン側からの深いブレーキングに対しギリギリまでブレーキングを遅らせた結果の転倒となりました。

鳥羽、カネットのブレーキング合戦の隙にトップにたったのが地元ライダーのマクロス・ラミレス(Leopard Racing)。ラミレスはカネットの猛攻を防ぎ見事トップチェッカー!地元でキャリア初優勝を達成しました。2位にはランキングトップのカネット、3位は最終コーナーでポジションを上げたルーキーのセレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)が食い込みました。

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日本人ライダー最高位は小椋の6位、佐々木が8位、山中が9位に入り初ポイントを獲得しています。

決勝結果

1.マクロス・ラミレス(Leopard Racing)
2.アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)
3.セレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)
4.アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)
5.デニス・フォッジア(SKY Racing Team VR46)
6.小椋藍(Honda Team Asia)
7.ロマーノ・フェナティ(Snipers Team)
8.佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)
9.山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)
10.ヤコブ・コンフェイル(Redox PruestelGP)
11.ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)
12.カルロス・タターイ(Fundacion Andreas Perez 77)
13.ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)
14.トム・ブース=アモス(CIP Green Power)
15.ダリン・ビンダー(CIP Green Power)
16.真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)
17.リカルド・ロッシ(Kommerling Gresini Moto3)
18.ヴィセンテ・ペレス(Reale Avintia Arizona 77)
19.鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)
DNF 鳥羽海渡(Honda Team Asia)
DNFガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)
DNF.マカー・ユルチェンコ(BOE Skull Rider Mugen Race)
DNFジャウメ・マシア(Bester Capital Dubai)
DNFトニー・アルボリーノ(Snipers Team)
DNFフィリプ・サラック(Redox PruestelGP)
DNFアンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)
DNFジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)
DNFラウル・フェルナンデス(Sama Qatar Angel Nieto Team)
DNFセルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)
DNFアルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team)
DNFロレンソ・ダラポルタ(Leopard Racing)

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