予選はG.ラッセルがポールポジションを獲得しチャンピオンに王手!
予選では圧倒的有利なラッセルがポールポジションを獲得しました。2位にはニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)、3位にニコラス・ラティフィ(DAMS)が入りました。ランキング2位のアルボンは予選8位と低迷。決勝での追い上げに期待です。日本人ドライバーの牧野任祐(RUSSIAN TIME)は予選9位、福住仁嶺(BWT Arden)は予選19位となりました。今シーズン苦しんだ日本人の2人、今季ラストでベストを狙います。
予選結果
G.ラッセルが優勝でチャンピオンに花を添える!
スタートは波乱の展開に。先頭はラッセルをパスしたニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)が首位に立ちます。その後方でセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)とアルボンとニコラス・ラティフィ(DAMS)のDAMS勢がストール、ラティフィにアルジュン・マイニ(Trident)が追突しSCが出動する波乱の幕開けになりました。優勝しかないアルボンにとって絶望的な展開となり、ラッセルは圧倒的有利な状態になりました。
クラッシュの影響でレースは7周目からリスタート。8周目にラッセルが真っ先にピットに入りタイヤ交換を済まします。
10周目にトップのデ・フリースがピットに入るも、ラッセルに前に出られてしまいます。ラッセルはアンダーカットに成功し、翌周にピットに入ったアーデム・マルケロフ(RUSSIAN TIME)の前にも立ちトップに再浮上しました。
マルケロフのオーバーテイクショーは今回も健在、ランド・ノリス(Carlin)、デ・フリースをパスし2位まで浮上します。
コースオフがきっかけで5秒のタイムペナルティーを受けたルカ・ギオット(Campos Vexatec Racing)ですが、ノリス、デ・フリースをパスし3位に上がります。この追い上げがあるだけに痛いペナルティーとなりました。
優勝は冷静なレース運びを見せたラッセル、2位にはマルケロフ、3位にギオットが入りました。
決勝結果
今シーズンからF2に参戦したラッセルでしたが、GP3で見せた安定感と速さでF2でもチャンピオンを獲得しました。来年はウィリアムズからF1に参戦します。チームメイトのロバート・クビサとのコンビも見ものですね!