予選は逆転チャンピオンを狙うM.マゼピンがポールポジションを獲得!
レース1の予選ではランキング2位のニキータ・マゼピン(ART Grand Prix)がポールポジションを獲得し、チャンピオンへの望みを繋げました。2位にはレオナルド・プルチーニ(Campos Racing)、3位にはランキングトップのアンソニー・ユベール(ART Grand Prix)が入りました。32ポイント差をつけられているマゼピンはユベールの前でのフィニッシュが絶対条件、予選の勢いそのままに優勝できるのでしょうか?
予選結果
プルチーニが連勝で今季2勝目!ユベールが3位に入りGP3最後の王者に!!
レース1はクリーンなスタートで幕を開けますが、2位スタートのプルチーニがDRSなしでいきなりマゼピンをストレートでパス!トップに躍り出ます。
優勝しかないマゼピンは4周目にDRSを使ってプルチーニをオーバーテイクに成功。しかし5周目のストレートでプルチーニがDRSを使い再びマゼピンに迫ります。ストレートエンドでインにマシンを入れられたマゼピンはコースオフ!2位のまま復帰するも、コース外走行でのアドバンテージ、さらにコースに復帰するラインに問題がありなんと10秒のタイムペナルティーが課せられました。
これでユベールのチャンピオンがほぼ決定することになりました。
その後ろでは激しいバトルが展開されました。ジェイク・ヒューズ(ART Grand Prix)、カラム・アイロット(ART Grand Prix)、デビット・ベックマン(TRIDENT)の4位争いは毎周順位を入れ替えながら周回していきます。
さらにその後方ではファン・マヌエル・コレア(JENZER MOTORSPORT)、シモ・ラークソネン(Campos Racing)、タチアナ・カルデロン(JENZER MOTORSPORT)の8位争いもレース終盤繰り広げられました。
ART勢とのバトルを制したベックマンは最終ラップでユベールもパス、ユベールはチャンピオンがほぼ決まっていましたので、無理せずバトルはしませんでした。
レースはソチの優勝に続く優勝のプルチーニ、今シーズン2勝目を飾りました。2位にはマゼピンが入るもタイムペナルティーで5位に後退、2位にはベックマン、そして3位にはユベールが入りGP3チャンピオンを決めました!
決勝結果
去年優勝を上げられず、ART勢で唯一GP3に残ることになったユベール。抜群の安定感があるものの、優勝する速さが課題と言われていましたが、今シーズンは優勝をあげ、持ち味の安定感で見事チャンピオンを獲得しました。来シーズンからGP3からF3へと名前が変わるので、GP3最後の王者としてユベールが名を刻みました。