2018年10月7日に行われたWTCR(世界ツーリングカーカップ)第8戦は2週連続で中国で開催されました。チェックがまだのあなたに、あらためて結果をご紹介!今回は武漢のストリートサーキットで行われたレースはいつも以上に接触が多く、荒れた展開となりましたよ。

レース1はベルネがポールトゥウィンを達成し、僚友シェデンが初表彰台獲得!

予選で速さを見せたのがAudi Sport Leopard Lukoil Teamの2台。ジャン・カール・ベルネ(Audi Sport Leopard Lukoil Team)がポールポジションを獲得、2位にぺぺ・オリオラ(Team OSCARO by Campos Racing)、3位にはベルネのチームメイトのゴードン・シェデン(Audi Sport Leopard Lukoil Team)が入りました。

ランキング上位のヒュンダイ勢には60kgのウェイトが積まれ今回も下位からのスタートとなっています。

スタートはいきなり接触事故が発生!デニス・デュポン(Audi Sport Team Comtoyou)とナタナエル・ベルトン(Comtoyou Racing)が接触、4周目にはトム・コロネル(Boutsen Ginion Racing)とファブリッツィオ・ジョバナルディ(Team Mulsanne)が接触しSC(セーフティーカー)が出動します。

7周目にレースはリスタートし、トップのベルネと2位のオリオラが後続を引き離していきます。シェデンは一時4位に落ちるも3位のヤン・エクラッシェ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)をパスし3位に再浮上!4位に落ちたエクラッシェでしたが、フレデリック・バービッシュ(Comtoyou Racing)の猛攻を凌ぎ切りました。

優勝はオリオラとのバトルを制したベルネ!今シーズン3勝目をマークしました。2位にはオリオラ、3位にシェデンが入りWTCR初の表彰台を獲得しました。

画像1: www.mehdibennani.com
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レース1決勝結果

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ベナーニがコントとのバトルを制して今シーズン初優勝!

レース3の予選結果のリバースグリッドで行われるレース2では、メディー・ベナーニ(Sébastien Loeb Racing)がポールポジションからスタートを切ります。2位は地元中国のマ・チンホア(Boutsen Ginion Racing)、3位はプジョーのオーレリアン・コント(DG Sport Compétition)という予選グリッドとなりました。

決勝はコントがマをパスし2位に浮上!マはオーバーランし11位までポジションを落としてしまいます。

2周目、2位に上がったコントをオリオラが攻め立てオーバーテイクしますが、コントが抜き返し激しいバトルを繰り広げます。

ペースがよかったオリオラでしたがレース終盤、ベルトンが真後ろまで接近し激しく攻め立てます。オリオラはなんとか防いでいましたが、14周目にアンダーステアが出てしまい、ベルトンが前へ出て3番手に浮上します。

そしてさらに激しかったのが優勝争い。トップのベナーニと2位のコントがテールトゥノーズのバトルを展開。ファイナルラップにコントが接触しながらもベナーニをパス、しかし止まりきれずベナーニが再び前へ!なんとか抑えきったベナーニが今季初優勝!2位には惜しくも届かなかったコント、3位にオリオラとのバトルを制したベルトンが入りました。

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レース2決勝結果

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BTCCチャンピオンがついに覚醒!シェデンがWTCR初優勝!!

レース3の予選でポールポジションはBTCCで3度のチャンピオンを獲得したシェデンが獲得。2位にはバービッシュ、3位にデュポンが入りました。

スタートはいきなりトップ3がスリーワイドで狭い1コーナーに突入!一番イン側にいたデュポンがシェデンの左リアに接触し、シェデンがハーフスピンしかかるもなんとか耐えトップでレースを引っ張ります。

後方で多重事故が発生。ベルネがコントをウォールに追いやりコントがクラッシュ。コントのマシンを避けきれなかった後続のマシンが追突しいきなりSCが出動。

事故処理に手間取り、9周目にリスタート。事故の原因を作ったベルネにはドライブスルーペナルティが出されました。

11周目、トップ3が抜け出し激しいバトルを展開。デュポンがシェデンのイン側に入るも、タイヤバリアーを弾き飛ばしてしまい失速。再びSCが入ることになりました。

15周目にリスタートし、トップ争いのシェデンとバービッシュ、4位争いのエスティバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)とベルトンのバトルが過熱します。

グエリエリはエキゾーストパイプが落ちかけており、火花をあげながらの厳しい展開に。直線スピードが速いアウディのマシンを駆るベルトン相手に巧みなブレーキングで応戦。最後の最後まで抑えきり意地の4位入賞を手にしました!

優勝はバービッシュの猛攻を抑えきったシェデン。見事WTCR初優勝を達成しました!2位にはバービッシュ、3位にデュポンが入りました。

画像: www.gordonshedden.com
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レース3決勝結果

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次戦はいよいよ日本GP!鈴鹿に世界最高のハコ車のレースがやってきます。そして鈴鹿から去年ホンダで大活躍するも怪我でレース復帰が待たれていたティアゴ・モンテイロが帰ってきます!もちろん今年もホンダ車に乗るモンテイロ、久々のモンテイロの走りにも注目です!

画像: www.hondaracingwtcr.com
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