2018年10月15日に行われたスーパースポーツ世界選手権第11戦アルゼンチンGP。残り2戦でチャンピオン争いも佳境を迎えますが、この重要なレースが行われるのは新設サーキット「エル・ビリクム」。誰も経験していないサーキットで優勝を果たしたのは一体誰だったのでしょうか?

予選はマヒアスがポールポジションを獲得。ランキングトップのコルテセはフロントロー獲得。

初開催のエル・ビリクムでポールポジションを獲得したのはルーカス・マヒアス(GRT YAMAHA OFFICIAL WORLDSSP TEAM)。2位にフェデリコ・カリカスロ(GRT YAMAHA OFFICIAL WORLDSSP TEAM)、3位にランキングトップのサンドロ・コルテセ(KALLIO RACING)が入りました。コルテセを追うランキング2位のジュール・クルーゼル(NRT)が4番手につけ、コルテセの前でのフィニッシュを目指します。日本人ライダーの大久保光(KAWASAKI PUCCETTI RACING)は予選16位と低迷。決勝での追い上げはいかに?

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予選結果

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勢いに乗るクルーゼルが連勝!コルテセも2位に入りポイント差は6に。

エル・ビリクムでの初レースは波乱の始まりに。4位スタートのクルーゼルが好スタートを決め2位に上がり、トップのマヒアスに迫ります。2コーナーでカリカスロとコランタン・ペロラーリ(GMT94 YAMAHA)が接触し、カリカスロが転倒!カリカスロは前戦でも転倒しており、2戦連続の転倒となり、再スタートするもピットに戻りリタイアとなってしまいました。

5周目、今シーズン好調のヤマハ勢に孤軍奮闘していたラファエレ・デ・ロサ(MV AGUSTA REPARTO CORSE BY VAMAG)がトラブルでスローダウン。数字上チャンピオンの可能性があるライダー達が消えていきます。

6周目、スタートで出遅れたコルテセでしたが、ペロラーリをパスし3位浮上。レース終盤にはクルーゼル、マヒアス、コルテセの3台でのトップ争いとなります。

残り5周でコルテセがマヒアスをパスし2位に浮上、さらにファステスタラップを連発してトップのクルーゼルに追いつきます。

ランキングトップ2による直接対決となりましたが、クルーゼルが逃げ切り優勝!コルテセとの差を11ポイントから6ポイントに詰めて最終戦に臨むことになりました。

大久保は8ポジション上げ、今季ベストの8位でフィニッシュ!最終戦で今季最高順位を狙います。

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決勝結果

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残すは最終戦のみとなりました。コルテセとクルーゼルとの差は6ポイント差。コルテセはクルーゼルに最終戦で優勝されたとしても、自身が2位に入ればチャンピオン決定となります。クルーゼルは自力でタイトルを決めることができませんが、わずか6ポイント差ということでファイナルラップまで目の離せない展開になりそうです!

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