F.バニャイアが今季3度目のポールポジション獲得!
予選はフランチェスコ・バニャイア(SKY Racing Team VR46)が今季3度目のポールポジションを獲得しました。そしてランキングトップのミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)が2位に入り、チャンピオンを争う2人が最前列に並びました。3位にはカタルニアで衝撃の優勝を飾ったファビオ・クアントハッホ(HDR - Speed Up Racing)が入りました。チャンピオン争いを繰り広げる2人に、速さのあるクアントハッホ、またはアレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)あたりがどう絡んでくるのかに注目が集まります。
予選結果
チャンピオン争いの主役2人が直接対決!激戦を制したバニャイアが今季5勝目!
決勝レースはスタート直後の1コーナーでバニャイアとクアントハッホが接触するというヒヤリとする場面から始まります。この接触の間にホルヘ・ナバッロ(Federal Oil Gresini Moto2)が2位に浮上、バニャイアはなんとか3位でコースに戻ります。
4周目にロレンソ・バルダッサーリ(Pons HP40)とシモーネ・コルシ(Tasca Racing Scuderia Moto2)、アウグスト・フェルナンデス(Pons HP40)が絡む多重事故が起こり、リタイアとなってしまいます。5周目にようやくナバッロを攻略することに成功したバニャイアはトップのオリベイラを追います。その後ろではマルケスが3位に上がり、マティア・パッシーニ(Italtrans Racing Team)、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)も共に4位、5位とポジションをあげていきます。
レース中盤から後半にかけてオリベイラにピッタリとついていたバニャイアでしたが、残り5周でオリベイラに仕掛けていきます。お互い抜かれては抜き返すしびれる展開に。その後ろではマルケスをパスしたマリーニが3位に浮上し3番手争いも熾烈に。
目が離せない展開となったファイナルラップはバニャイアが9コーナーで仕掛けるもオリベイラが最終コーナーで抜き返す!しかしクロスラインでバニャイアがイン側をキープし見事優勝!!
最後の最後まで手に汗握るバトルとなりました!そして3位争いはなんと最終コーナーでマルケスがマリーニに仕掛けるも転倒!マリーニが3位表彰台を獲得しました。
決勝結果
次戦はイギリスGPで8月26日に行われます。再びランキングトップに躍り出たバニャイアですが、その差わずか3ポイント。チャンピオン争いは実質バニャイアとオリベイラに絞られましたが、チャンピオン争いはさらに激しくなってきました。次戦でまたランキングが入れ替わるのか、または差が広がってしまうのか、次戦も見逃せません!