ホンダが作った鈴鹿サーキットは、1962年の開業以来数々のビッグレースが開催されました。そして数々の名勝負が繰り広げられたのは、みなさまご存知のとおりです。今年2018年10月には、4輪レースの最高峰であるF1が鈴鹿で30回目という記念すべき大会が行われます。これを最期のF1にしないために、来年以降の契約更新の報を・・・早く聞きたいですね!

意外と知らない人が多いのが、何気にショックです!

1963年に初の4輪の日本GPが鈴鹿で行われた・・・ということを当時ライブで体験したという方は流石に少ないと思います。この年と翌1964年は鈴鹿が日本GPの舞台でしたが、1966年から1975年までは富士スピードウェイで日本GPは開催されています。もっともこれらの日本GPは、世界選手権のF1としての開催ではありませんでした。

日本で初めて世界選手権のF1が開催されたのは1976年の富士でした。そして翌1977年もF1が富士で開催されましたが、その後しばらくはF1日本GPが行われることはありませんでした・・・(涙)。

そんな、遠い世界での出来事扱いだったF1が、私たちにとって身近に感じられるようになったのは、1987年に鈴鹿サーキットで行われた日本GPから・・・と言えるのではないでしょうか? マクラーレン・ホンダの活躍もあり日本は一気に「F1ブーム」に突入! 既存のベテランモータースポーツファン以外の層も巻き込んで、F1人気は急速に加熱しました。

その後、2006年まで鈴鹿では毎年F1が開催されますが、2007年と2008年は富士での開催が間に挟み込まれる格好になりました。しかし、2009年からは再び鈴鹿がF1の舞台に返り咲き、今年10月7日の決勝で記念すべき鈴鹿でのF1として30回目を迎えることになります。

画像: 1988年の鈴鹿でのF1で優勝したA.セナ(マクラーレンホンダ)。 www.ayrtonsenna.com.br

1988年の鈴鹿でのF1で優勝したA.セナ(マクラーレンホンダ)。

www.ayrtonsenna.com.br

・・・ところで、来年以降の日本でのF1がどこで開催されるか、みなさんご存知ですか? え、鈴鹿でしょ? という声が聞こえてきますが、じつは鈴鹿サーキットとFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の契約は今年いっぱいまでで、来年以降の更新はまだ決まっていないのです。

9月には明らかになる・・・とメディアでは報じられてますが・・・!?

つまり、もし鈴鹿サーキットとFOMの契約が不調に終わったら・・・来年は鈴鹿でのF1が見ることができなくなるのです! 私たちは決定が下されるまで、ハラハラしつつことの成り行きを見るしかできない・・・そう思う方も多いでしょうが、私たち日本のF1ファンも存続に向けて助力することは可能です。・・・それは、今年の鈴鹿のF1日本GPをライブで観に行くことです!

それも確実な手段・・・とは言い切れないかもしれませんが、F1日本GPの「存在感」を世に知らしめることが、FOMやF1オーナー企業のリバティ・メディアへのアピールになることは確かでしょう。1988年のセナの初タイトル獲得、そしてセナ vs プロストの確執・・・、1995年のF1日本GP最多勝(6勝)のミハエル・シューマッハの記念すべき鈴鹿初勝利、2005年のキミ・ライコネンの大逆転勝利、2012年の小林可夢偉の初表彰台(3位)・・・などなど、数々の名勝負が繰り広げられた鈴鹿でのF1が途切れることがないことを祈ります。

なお近年の鈴鹿F1は、2014年からメルセデスの連勝が続いております。そして同チームのエースであるルイス・ハミルトンが、セバスチャン・ベッテルと歴代2位タイに並んでいる日本GP通算勝利数(4勝)に、今年プラス1勝して単独2位になるか・・・にも注目が集まっています。

その年のタイトル決定戦になることも多い鈴鹿のF1を、ぜひ観に行きましょう!

画像: F1 鈴鹿30回記念大会 公式PV(1分バージョン) youtu.be

F1 鈴鹿30回記念大会 公式PV(1分バージョン)

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