今、日本で一番売れているクルマは、ホンダのN-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX+、N-BOX SLASH)である。そんな絶好調軽自動車に新たな魅力を持った1台が加わった。
画像: 写真はターボエンジン搭載車。とても元気よく走るし、これだけ力があればロングドライブも楽チン。

写真はターボエンジン搭載車。とても元気よく走るし、これだけ力があればロングドライブも楽チン。

127,548台。これは2018年上半期(1月〜6月)のN-BOXシリーズの販売台数である。これは登録車を含む新車販売台数1位となる。ちなみにN-BOXシリーズとは、N-BOX(エヌボックス)、N-BOX+(エヌボックス プラス※2017年8月生産終了)、N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)の3車種だが、そんなN-BOXシリーズに新たに加わったのが、軽商用車のN-VAN(エヌバン)である。そうそう、付け加えておくが、N-BOXシリーズは、2017年も218,478台を販売して年間販売台数1位を獲得している。

画像: 写真は6速マニュアルトランスミッション仕様車。軽バンに6速MTとはなんて贅沢な! ちなみにこの6速MTは、S660の6速MTがベースとなっている。

写真は6速マニュアルトランスミッション仕様車。軽バンに6速MTとはなんて贅沢な! ちなみにこの6速MTは、S660の6速MTがベースとなっている。

軽バンを使って働く人を応援するクルマ

このN-VANは、N-BOXのプラットフォームを使い、軽バンに必要な要素を“これでもか!”と入れ込んだものだ。だから働く人が、これは便利だ!というアイデアが満載である。その例が、助手席側をピラーレスにした「ダブルビック大開口」や全タイプに標準化された事故を起こさないための安全装備「ホンダ センシング」、簡単にフロアをフラットにできる「助手席ダイブダウン機構」などだが、もちろん他にもたくさんこうした便利機能や装備が用意されている。

画像: ダブルビック大開口とホンダが呼ぶサイドドア。助手席側のピラーがないので車内へのアクセスはもちろん、荷物の積み降ろしも楽々。

ダブルビック大開口とホンダが呼ぶサイドドア。助手席側のピラーがないので車内へのアクセスはもちろん、荷物の積み降ろしも楽々。

ちなみに、軽バンに初採用された先進の安全装備「ホンダセンシング」には、衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、車線維持支援システム、後方誤発進抑制機能、オートハイビームなどである。一部、6速MT車には搭載されないが、それでもなんとこれらがすべて標準装備だというからすごい。こんな軽バンに先進の安全装備を、それも標準で入れてしまうなんてところはなんともホンダらしいところだ。働く人を応戦するクルマ、というホンダの意気込みが本気なのはここでもわかる。

画像: 助手席&リアシートのダイブダウン機構を使うとこんなに広大なスペースが現れる。ここになにを積もうか、これをどう使おうか、と妄想が大きく膨らむ空間である。

助手席&リアシートのダイブダウン機構を使うとこんなに広大なスペースが現れる。ここになにを積もうか、これをどう使おうか、と妄想が大きく膨らむ空間である。

あんなことも、こんなこともしたいと妄想が膨らむクルマ

では、N-VANは、そんな“仕事一筋グルマ”かというとそうでもない。実際に触れて、そして試乗してみると、「これはもしかしたら最高の遊びグルマかもしれない!」と思わずにいられなかった。そのあたりはホンダも狙っていたようで、サーフィンといったマリンスポーツ、スキーやスノボといったウインタースポーツ、バイクを積んだモータースポーツ、さらには車中泊といったアクティビティの提案がされていた。

画像: スタイルはストレート基調のデザイン。こうした形は、安心安定、人気もある。

スタイルはストレート基調のデザイン。こうした形は、安心安定、人気もある。

またそうした“型にはめられた”使い方とは別に、たとえばペット用と遊びにいけるようなカスタマイズができそうだったり、写真が趣味なら撮影旅行用の相棒としての可能性が広がったり、自転車と積んでちょっと遠出したり、釣りやキャンプに行ったり……あんなことをしたい、こんなこともできそうだと妄想が際限なく膨らむ“最高のひとり遊びグルマ”に仕上がっている。そんなライフスタイルに最適な純正アクセサリーも数多く用iされているのも、このN-VANの特徴であると最後に付け加えておきたい。

平日は仕事、休日は趣味に、といった使い方だってできるのでそれこそ趣味と実益を両立できる理想の1台だと言えるかもしれない。

画像: 6速マニュアルトランスミッション車も用意する。走り軽快、シフトするもの楽しい軽バンである。

6速マニュアルトランスミッション車も用意する。走り軽快、シフトするもの楽しい軽バンである。

●取材車情報
N-VAN +STYLE COOL ターボ ホンダセンシング
ボディカラー:プレミアムベルベットパープルパール(有料色=32,400円)/排気量:658cc/トランスミッション:CVT
主要装備:ホンダセンシング、ロールーフ、マルチインフォメーションディスプレイ、ナビ装着用スペシャルパッケージ、運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム、マルチリフレクターハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング/オートライトコトロール機構付)、ダイブダウン機構付助手席&リアシート、フルオートエアコンディショナー、ホンダスマートキーシステム(キー2個付)、フロントアームレスト、充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付)、電動格納式リモコンカダードドアミラー、ディーラーオプション:Gathersナビゲーションシステム、フロアカーペットマット
●取材車価格:1,739,880円

画像: 無限やモデューロ仕様のカズタマイズモデルも展示。こんな2台を見たら妄想はさらに膨らんでします。

無限やモデューロ仕様のカズタマイズモデルも展示。こんな2台を見たら妄想はさらに膨らんでします。

●N-VANラインナップ
G ホンダセンシング FF CVT/6速MT 1,267,920円
G ホンダセンシング 4WD CVT/6速MT 1,377,000円
L ホンダセンシング FF CVT/6速MT 1,341,360円
L ホンダセンシング 4WD CVT/6速MT 1,450,440円
+STYLE FUN ホンダセンシング FF CVT/6速MT 1,560.600円
+STYLE FUN ホンダセンシング 4WD CVT/ 1,691,280円
+STYLE FUN ターボ ホンダセンシング FF CVT 1,668,600円
+STYLE FUN ターボ ホンダセンシング 4WD CVT 1,799,280円
+STYLE COOL ホンダセンシング FF CVT/6速MT 1,560,600円
+STYLE COOL ホンダセンシング 4WD CVT/6速MT 1,691,280円
+STYLE COOL ターボ ホンダセンシング FF CVT 1,668,600円
+STYLE COOL ターボ ホンダセンシング 4WD CVT 1,799,280円

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