働き者だけど遊び上手なふたつの個性派。「+STYLE」が洒落てます。
2018年7月12日、『N-VAN』が正式デビュー。「軽バン」という一般的にはあまり馴染みのないジャンルですが、要はビジネスユースを中心に開発されたクルマと考えてもらえばOK。超ヒット軽乗用車『N-BOX』をベースに、荷物をたくさん積むための創意工夫が徹底されています。
「優れたスペースユーティリティ」は、実は遊びのシーンでもそうとう役に立つ才能。普段は仕事の道具を満載してお仕事に飛びまわり、休日は遊びに使うアイテムを積み込んでスポットに繰り出す。オン・オフ問わず役に立ってくれる、とても便利な1台なのです。
そんなN-VANのマルチプレーヤーぶりを、ホンダは2種類の仕様でわかりやすくアピールしてきました。名付けて「+STYLE(プラススタイル)」。軽バンが持つ高い機能性を生かして、ライフスタイルまで広げてくれる可能性を秘めた、ホンダらしい新提案と言えそうです。
インテリアは、乗用車感覚にこだわった、ちょっと贅沢なしつらえ。全グレードに共通する、ボディサイドの3本のビードデザインは、ジュラルミン製のスーツケースをモチーフにしているのだとか。これもまた機能美を強く感じさせてくれる、デザインの「妙」なのです。
ハイルーフなルックスでキュートな顔だち「+STYLE FUN」
N-BOXと並べて見たら、もしかすると兄弟車とは思えないかも。約150mmも高いルーフが、独特の遊び心を感じさせます。仕事で人目に触れる機会が多い軽バンなので、フロントマスクは親しみやすさにこだわってデザインされているのだそうです。
イカつい顔と使えるお道具感を大胆ミックス「+STYLE COOL」
「+STYLE COOL(プラス スタイルクール)」は、適度にアグレッシブで悪っぽいアピアランスが、軽バンとしては逆にとても新鮮。メッキグリルやクリアタイプのリアコンビネーションランプなどは、カスタム系アレンジの王道を行っています。
ひと目でN-VANの魅力が伝わる「早わかり一覧」。
ご覧のとおり、働くクルマとしての高性能を磨き抜いたN-VANは「普通軽貨物自動車」というカテゴリーに当たります。そのため、ナンバーは軽乗用車の5ナンバーとは違い、4ナンバーになります。初回車検の有効期間こそ2年間なのですが、2回目以降は普通に2年ごと。実は自動車税の負担が軽減されるメリットもあります。
搭載されるエンジンは、N-BOXシリーズで使いやすさに定評がある660ccのNAエンジン(53ps/64Nm)と、爽快な走りが楽しめるターボエンジン(64ps/104Nm)を設定。街乗りでキビキビ走るために、低速からよりトルクフルな味付けに変更されています。
ちなみにトランスミッションはCVTのほか、NAエンジンでは軽バン史上もしかして初!?の6速マニュアルトランスミッションまで選べます。妙なところが、マニアックなのは、さすがホンダ?
【N-VAN「+STYLE」系に搭載されるHonda SENSINGの機能一覧】
①衝突軽減ブレーキ<CMBS>②誤発進抑制機能(6MT車には装備されません)③歩行者事故低減ステアリング④先行者発進お知らせ機能⑤標識認識機能⑥路外逸脱抑制機能⑦ACC<アダプティブ・クルーズコントロール>⑦ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>⑧LKAS<車線維持支援システム>⑨後方誤発進抑制機能⑩オートハイビーム
ご参考までに……いろいろN-VAN「使い方グラフィティ」
ここからは、N-VANの優れたユーティリティの「優れた」有効活用について、実例をもとに学んでみましょう。「積む」ための便利なオプションアイテムを少しずつ揃えていくのも、なんだか楽しそうです。