2018年7月14、15日に行われたDTM第5戦はあの絶好調おじさんの活躍が光りました!そしてレース2ではついに・・・

レース1はゲイリー・パフェが完勝!

今季絶好調のメルセデス陣営はここザントフールトでも力を発揮しました。ポールポジションはランキングトップのゲイリー・パフェ(Mercedes-AMG DTM Team HWA)が奪いました。2位にはパスカル・ウェアレイン(Mercedes-AMG DTM Team HWA)、3位にポール・ディ・レスタ(Mercedes-AMG DTM Team HWA)、4位にルーカス・アウアー(Mercedes-AMG DTM Team HWA)と予選上位4台をメルセデスが占めました。

レースはパフェ、ウェアレイン、ディ・レスタが4位以降に差をつける展開に。トップグループではまず最初にディ・レスタがピット義務を消化。9周目にウェアレインがピットに入るも右フロントタイヤの装着に手間取りディ・レスタの後ろでコースイン、ポジションを落としてしまいます。

10周目にトップのパフェがピットに入り、実質トップのままコースに復帰します。まだピットに入っていないのは暫定トップのレネ・ラスト(Audi Sport Team Rosberg)。ピットインのタイミングを遅らせ、少しでもマージンを稼ごうとインラップを稼ぎますが、14周目にニコ・ミューラーがパンクが原因でクラッシュしSC(セーフティーカー)が出てしまいます。これでラストが稼いでいたマージンはゼロになってしまいます。

26周目にリスタートし、ファイナルラップ前の33周目終了時にラストがピットイン。これでオーダーは元どおりとなり、パフェがこのままトップでゴール!2位にディ・レスタ、3位にアウアーが入りました。

画像: レース1はゲイリー・パフェが完勝!

通算23勝目を挙げたパフェはチャンピオンシップをリード、ライバルのティモ・グロック(BMW Team RMG)、マルコ・ウィットマン(BMW Team RMG)が下位に沈んだためポイント差が大きくなりました。

去年の王者ラストが優勝!アウディ勢今季初優勝!!

レース1に続きレース2でもパフェは好調、連続でポールポジションを獲得します。2位にルーキーのフィリップ・エンゲ(BMW Team RBM)、3位にラストと3メーカーが分け合う形をなりました。

レースはオープニングラップ終了時にラスト、ミューラーがピットへ!レース1とは違いまずラストが動きました。コース上では2位のエンゲはペースが上がらず、3位以下を押さえ込んでしまい、パフェは後続との差を開いていきます。

その後続々と各車ピットインを行いますが、アウトラップからハイペースで、すでにタイヤに熱を入れたラストがどんどんと順位を上げていきます。

10周目にトップのパフェがピットイン、ピットアウトのタイミングでなんとラストがパフェをパス!ラストは実質首位に躍り出ます。

20周目には全車ピットストップを完了しラストが1位、2位パフェ、3位にディ・レスタというトップ3に。

同じく20周目にブルーノ・スペングラー(BMW Team RBM)がストップしSCが出ます。イン側からジェイミー・グリーン(Audi Sport Team Rosberg)に押し出されてのスピン・転倒でした。

24周目にレースはリスタートされ、25周目にはスペングラーとの接触があったグリーンにドラーブスルーペナルティーが課されます。

レースはそのままの順位でフィニッシュ!ラストは今シーズン初優勝!アウディにとっても今季初勝利となりました。2位にはしっかりとパフェが入りチャンピオンへ向けて盤石の走りを見せました。3位はディ・レスタ、ランキング2位に浮上しました。

今季苦しんでいたアウディ勢でしたが、去年のチャンピオンラストが意地の走りでメルセデスの牙城を崩しました。

画像1: www.dtm.com
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第5戦終了時のポイントランキング(トップ5)

画像2: www.dtm.com
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次戦は8月11日、12日に行われるイギリス、ブランズハッチでの第6戦です。チャンピオンシップを大きくリードしたパフェがこのまま逃げ切ってしまうのか?はたまたライバルたちの反撃が見られるのかに注目しましょう!

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