明暗が別れたレース1でのART勢。チャンピオン争いも接戦に!
前戦フランスGPまでチャンピオンシップをリードしていたアンソニー・ユベール(ART GRAND PRIX)は予選19番手からのスタートでしたが見事な追い上げで8位まで浮上。しかしチームメイトのニキータ・マゼピンと接触し17位でゴール、ノーポイントとなりました。予選のトラブルのあり、レース1でも接触と流れがよくないユベール。レース2でも後方からのスタートとなりますが流れを引き戻せることができたのでしょうか!?
一方ポールポジションを獲得したカラム・アイロット(ART GRAND PRIX)はスタートを決め、2位以下が争っている間にマージンを稼ぎ、影も踏ませない走りで見事ポールトゥウィン!前戦フランスGPレース2に続く連勝で一気にチャンピオン争いの主役になりました。
レース1結果
レース2はJ.ヒューズが久々の優勝!
レース2は波乱の幕開けに。ポールポジションからスタートしたデヴィット・ベックマン(JENZER)にライアン・ティベター(TRIDENT)とジュリアーノ・アレジ(TRIDENT)のトライデント勢が襲い掛かります。1コーナーでスリーワイドになった3台はイン側にいたティベターがアウト側に寄せてしまい接触。いきなりトップ3がリタイアというスタートになってしまいました。今週好調だったトライデントにとって同士討ちという後味の悪い結果となりました。この接触はレース後に審議されます。
この接触でヴァーチャル・セーフティーカーとなり、トップはジェイク・ヒューズ(ART GRAND PRIX)、2位ペドロ・ピケ(TRIDENT)、3位にレオナルド・プルチーニ(CAMPOS)となります。
3周目にリスタートされ、トップ3台のバトルが激化!9周目にピケがヒューズをパスすれば、11周目にヒューズがピケを抜き返します。
3番手争いはプルチーニがアイロットをパス、さらにドリアン・ボコラチー(MP MOTORSPORT)もアイロットをパスし4位に浮上します。前半でDRSを使い切ってしまたアイロットはDRSを温存していた2台にパスされてしまいました。
ファイナルラップはアレッシオ・ロランディ(TRIDENT)がボコラチーをパス!バトルを制し4位入賞を果たしました!
優勝は2016年以来の優勝となるヒューズ、2位は前戦フランスに続き2位のピケ、3位にプルチーニが入りました。
今シーズンARTで唯一優勝がなかったヒューズ、見事レースをコントロールし優勝を果たしました!ピケも連続表彰台を獲得、F1レジェンドでもあるネルソン・ピケが見守る中での表彰台、次は優勝をプレゼントしたいところでしょう!
レース2暫定結果
次戦はモータースポーツ伝統の地シルバーストーンサーキットで行われるイギリスGPです。イギリスGPのスケジュールは7月6日16時35分からフリー走行、7月7日1時5分から予選、7月8日1時45分からレース1、7月8日16時20分からレース2となっており、DAZNで配信されています。イギリスで行われるレース、やはり気分が高揚してきます。シーズンも中盤戦へ突入、一戦も見逃せません!