最近、ロレンス編集部でも1台、ライカを買ったんです。え?そんな儲かっているのかって?
いやいや、そうじゃないんです。税込34,560円、お手頃価格のインスタントカメラちゃん、ライカ ゾフォート(Leica Sofort )なんですよ。
若者の間で大ブレイク中のチェキをライカが作ったら?
ライカ ゾフォートはまさにポップアート。
ライカで初めてのインスタントカメラ、それがライカゾフォート。2016年11月19日に国内でも発売されたゾフォートは、富士フィルムのチェキと共通のチェキフィルムを使って撮影できます。ライカからオリジナルフィルムもで出ていますが、富士フィルムのモノを使ってもなんの問題なし。
オリジナルのライカ ゾフォート用のインスタントフィルムはカラー(10枚入りと20枚入り)とモノクローム(10枚入り)がありますが、富士フィルムからもゾフォートの発売に合わせたのか、モノクロ10枚入りのフィルムが出ているので、ま、とにかくどっち買っても不自由はないです。ネット上のレビューを見ると、ライカブランドと富士フィルムブランドのフィルムの写り具合の違いが取りざたされていますけど、ぼくが思うに、写りの出来の違いは好みの問題だと思います。
ボディは割と大きいんですけど、デザインはなかなかポップで可愛いし、何より ライカのロゴ付きの威力は大きいです。撮られる側も、どこか誇らしげな顔になりますな。
ライカ ゾフォート。インスタントカメラならではの物質感(モノ感)とモノクロームならではの質感(モノ感)
基本機能はチェキシリーズとそんなに変わらないと思うんですが、ライカで撮ってるというのが撮り手の気分を2割摩しくらいにアップします。また、デジタルカメラのM240にもモノクローム専用機種があるように、ライカにはモノクロ写真が合いますな。インスタントフィルム自体も、モノクロのほうが細かい描写に合っている気もします。
ゾフォートを構えて被写体に向けると、気分はアンディ・ウォーホル。
撮られるほうも、普段より茶目っ気たっぷりに、ちょっと気取った表情やポーズをとっちゃうから不思議です。
気軽に写真を撮る、というシーンならスマホで十分だし、デジタルならではの楽しみもあるけれど、インスタントカメラは世界で一枚だけの写真がモノとしてそこに現れる。一瞬のリアルを切り取って、プリントされた一枚の写真、モノとして残せる。コピーの効かない、その一枚だけの物質感がデジタルに慣れた我々の心の琴線をなんとも揺らしてくれるんですね。
ロレンス編集部がゲットしたのはホワイトカラー。
ミントやオレンジもいいなと思いましたが、1台しか持てないなら、やっぱ白かな。
みなさんも、ライカ ゾフォート、手にいれてみませんか?
あ、ちなみにゾフォートって、ドイツ語で「すぐに」という意味なんですって。ついでに覚えておきましょ。